when winning a great VICTORY.
2009年6月15日
(某ディーラーの独り言)
株価が先行き期待感だけで1万円台に戻ってきた。円安相場も継続。ただ、二番底を打つ前の上値探りという見方もあるので油断は禁物だ。本邦固有の株価上昇→円安という局面になれば実体経済にも朗報だろうし、海外資産の大きい本邦にとっても円安は望むところだ。しかし、「兆し」だけでの日銀の「金利上げたい症候群」は望まない。
米長期国債の入札が懸念されたほど悪くなく最後の30年債も無事消化できたことで金利も落ち着きを取り戻し為替相場も落ち着いたという印象だ。
後は16日開催のBRICs首脳会合で「新基軸通貨構想」が議題に上るかどうかだ。
上れば為替マーケットは上下に振られることになるが…まあ、今の段階ではそれほど現実的でないのであまり影響受けないのではないかと思う。
今年後半には「世界経済が安定する」という、これも先行き期待感でリスク資産だの通貨だのが反発しはじめたがリスク選好姿勢が早すぎるのではないのかな~?と感じるのは小生だけだろうか?金融危機発信国米国の量的緩和によるドルの供給過剰は明らかにドル売り圧力になるだろうし、ポンドが基軸通貨でもないのに増発・増発で大急落したが基軸通貨のドル急落の影響はポンドの比ではないことは誰もが知っている大恐怖。皮肉なことに世界経済が安定化すればするほど米国の財政危機重傷度が露呈し、米国のボロが炙り出される構図になる→円高基調。
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