《外為コサックダンスレポート》I will dance cossack
when winning a great VICTORY.
2009年5月14日
(某ディーラーの独り言)
毎朝、日本時間午前6時にクローズのNYダウをチェック→NYダウと日経平均は相関関係にある→日経平均と為替は相関関係にある→日経平均下落→円高→日経平均上昇→円安。ほぼ毎日これの繰り返し。
今のマーケットはドル/円に対して面白い現象がでている。それはドルが対通貨(ユーロ・ポンド・オセアニア通貨等)で「買われる局面」でも対円に関してはそれほど買われていないということだ。ただ、他通貨でドルが「売られる局面」では対円でもドルは素直に売られる。
明日15日に向けて米国債の元利金償還に伴う円転がでる可能性があるので要注意→2、5、8、11月元利金償還月。
野村證券が1月から売り出している外貨投信の販売を「売れ過ぎ」のため本日より「売り止め措置」をとるということだ。何故「売り止め措置」をとるかというと統計的に「ある一定の金額以上集まるとリスクが増大」するからでこれを回避するためだ→外貨投資中止→ドル安要因。時々「積立型保険」の中でも人気が出過ぎた商品にこういう「売り止め措置」をとることがある。ちなみに、野村證券が集めたお金は約4600億円。それにしても、こういう話を聞くとやはり、本邦の「個人金融資産が1400兆円あるというのは本当なんだな~」と思う。
世界経済後退のなか中国は新しい新興株式市場の創設を発表した。つまり、「中国のナスダック版」だ。中国の株式市場も完全に回復しているわけではないが新市場創設というバイタリティーにはビックリする。景気後退期を逆手にとった戦略なのだろう。皆が後ろ向きになっている時だからこそ積極的に前向きに前進という発想なんだろうがこういう局面の時は大きなチャンスはあるだろうね。勿論、リスクもあるけれどね。
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