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《外為コサックダンスレポート》I will dance cossack

         when winning a great VICTORY.


2009年4月6日


(某ディーラーの独り言)

今週は日銀・豪中銀(7日)、英中銀(9日)の政策金利決定会合がある。豪中銀は0.25%の利下げ以外(0.50%利下げ・据え置き)の決定だと上下に振れる可能性がある。

年度始めの外債投資の円転が継続していて投機筋も「売りから買いに転換」したようだ。ただ、ドル/円、クロス/円ともにオーバーシュートなので要注意!

今、世界中でドルの需要が増えてドル調達が困難を極めている。何故か?それは米景気の悪化に伴い「米国の輸入が極端に減少」しているからだ。要するに今までのような莫大な輸入による世界中へのドルのバラ撒きがなくなったためアッチコッチでドルが足らなくなっている。当然、米国は赤字改善ということになる→実需の需給変化。

最近、米国ではNYダウ・住宅価格・個人消費が「底を打った」などというコメントをチラホラみかけるようになったが「小生的にはまだまだ始まったばっかりだ」と言いたい。

米国の住宅価格はこの10年で2倍になったわけだから本邦のバブル経済崩壊時の不動産価格暴落を考えれば米国の3割ぐらい下がった現況では「もっと下落するのはこれからでしょう!」ということだ→個人消費の落ち込みもこれから本格化。どこかのエコノミストのような楽観論でいると痛い目に遭うぞ!もう遭っているかな…?

「タックス・ヘイブンとは?」という質問が何件かあったので回答。

「タックス・ヘイブン=租税回避地」。別名「オフショア」などとも呼ばれる。外国資本&外貨獲得の為に、意図的に税金を優遇(無税または極めて低い税率)して、企業や富裕層の資産を誘致している国や地域のこと→モナコ公国、バーミュダ諸島、バハマ、ケイマン諸島、ドバイ、パーレン、香港、マカオ、シンガポールなどが有名。

よく勘違いして「タックス・ヘブン→税金天国」と覚えている人が多い。本来の「タックス・ヘイブン→租税回避地」と逆の意味になってしまう。要するにヘブン(heaven・天国)ヘイブン(haven・回避地)の一字違い」。実は小生、数年前に某一流雑誌にも上記のように勘違い記事が掲載されていたので指摘の電話をしたことがある(お節介爺)。


Uとのへ


花見ごろ身大きければ象の鬱
上野動物園の入場者がめっきり減ったやうだ。
時代の変遷を感じるね。
水流の流れ、地下水脈の流れ、
いろいろに転変と推移しているんでせう。
桜の樹でも、大きい幹になると成る程、
とくとくと花の一辺にまで送る水流を感じる。
石のうへ、おみなごへ、甍へ
花がきらきらと散っていく。
蒸散に伴うホロニックな現象だ。
上野公園は昨日あたりはすごかったんでしょうね。
ファルドはどうした、ワゴナーは首になった・・・
動物園の象の鬱はなかなかに鬱で、
容易に収まりそうもありませぬ。

智笑