毎週月・木曜日配信
《外為コサックダンスレポート》I will dance cossack
when winning a great VICTORY.
2009年4月2日
(某ディーラーの独り言)
今日からロンドンで開催されるG20(金融サミット)では世界経済を再び回復させるため財政出動や金融規制などの措置に各国が全力を尽くす決意を表明する予定。
声明草案は「通貨安競争の是正」「タックスヘブンに対する規制」「大きいヘッジファンドに対する規制拡大」などだが、あとはドル基軸通貨への言及があるや否や?
昨日の日銀短観(1~3月期)は-58(過去最悪)となり市場予想-55よりも弱い結果となった→「只今、潜水艦で深海を潜航中、陽のあたる海面のところまで上昇するには時間を要す」という感じかな?→上昇するには無駄な物を削って浮力をつけないといけない。それにしても、政府(内閣府)でも同じような調査(景気予測調査)をやっているが同じことを二箇所でやっているというまさに役人仕事。「税金の無駄遣い」だから政府の方はやめたほうが良いと思うが…。
「期末要因の円転フロー」が思ったよりでなかった(今年に限ってはある程度予測はできたが…)。むしろ「円投フロー」に相場が支配されたので小生的には残念。高値権での売りを待っていたが上がりすぎのため様子見のまま空振り、チェッ(舌打ち)→円安に振られすぎ。ここからの売り・買いともに要注意。
今週月曜日、ドル・円、クロス/円は米自動車大手危機問題で政府当局者の『最終手段としては破産法申請が最善の可能性だ』発言(昨日、オバマ大統領も同様の発言)で大きく売り込まれた。ドル/円で2.36円、豪ドル/円で3.04円、ユーロ/円で4.15円、ポンド/円で4.75円。こういう時は「ディーラーの腕の見せ所」だ。やはり、何時でも「要人発言は要注意」だが、24時間、ニュースウォッチングもきついね。
AIGの高額ボーナス問題は「ウォール街の常識は世間の非常識」ということだろうね。
優秀な社員の「足止め・口止め」と「契約上の支払い義務」で会社側としては仕方がなかったのかもしれない。それにしても公的資金がボーナスに使われるということが「公的資金投入時に当局が把握していなかった」ということの方がビックリだ。本当は知っていたのではないかな?世間が大騒ぎし始めたので慌てて問題をクローズアップ?
Uとのへ