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《外為コサックダンスレポート》I will dance cossack

         when winning a great VICTORY.


2009年2月12日

(某ディーラーの独り言)

マーケットは『良い材料で対貨は上がり、悪い材料で対貨は下がる』というのが本来の流れなのだが、全く逆に動くことがある。よく言われているのが『材料出尽くし感』というものだ。例えば、先週の米失業率アップ(悪い材料)と一昨日の米景気対策法案可決(良い材料)だったにも拘らずマーケットは『前者は対貨上昇、後者は対貨下落』と逆の反応をみせた。なかなか難しいから『君子危うきに近寄らず』だ→重要指標発表や大きな法案採決時は敢えてノーポジョンも一手。


ドル/円は今年から2年位は円高優勢が継続すると思う。その理由は米国の①大規模な財政出動②ゼロ金利③量的緩和の長期化という理由からだ。しかし、一時的な円安・ドル高局面というのがあると思う。というのはドルは基軸通貨であるという事実から『ドルの流動性を確保』する動きの中で買われる局面が何度かあると思う→この時は超短期の買いを入れるか戻り売りを狙うというオペレーション。

米ドルよりも懸念されるのは英ポンドだ。英国は米国以上の金融立国を目指して基軸通貨でないのに世界中にポンドをバラ撒いた結果、ヘッジファンドの恰好な標的としてポンド売りを誘った→高値250円から125円までの下落を招いた。今回も、かのジョージ・ソロスポンド売りに参戦していた。ソロス1992年9月のポンド危機の時に100億ドル(当時の円換算で1兆2500億円)のポンド売りを仕掛け『イングランド銀行を潰した男』と言われ、この時に20億ドル(当時の円換算で2500億円)の利益を上げた。

現在の米国の金融問題の複雑さ・根深さは金融機関の不良債権が『一体、本当にいくらあるのか?』不良資産の評価を含めて誰も良く分かっていないというところにあるのだと思う。一説には4兆ドル(360兆円)あっても足らないかもしれないと言われている。多分、金融関係当事者は怖くて誰も計算できないのかもしれない。

余談だがこういう時に円換算で(  )内で記述しているが、今は1ドル90円換算でしているが仮に91円換算だとすると364兆円だ。1円のレート違いで4兆円違うという凄さ!怖いね。

  

Uとのへ

今後は最低半年は薬(プレドニン)を飲み続けて、――

やだねへ・・・
若い娘が病気だなんて、
「ブレドニン」なんだか薬の名前の響きがおもい。
ブレドニンなまえ聞くだにおそろしき桃の花咲く節句の前に
早く完治して、エコ・ドリンク(?)、ハーフボトルではなく、
いつものやうにフルボトルのお代わりあり、
に復帰してもらひたいものですね。

腎臓を患って田舎へ転勤。
まさか正月からずっと入院だとは全然知らずに、
退院して会社に復帰はしたけれど、
ワインはハーフボトルで酔ってしまう。
究極の“エコ”ですね、とメールが届いた。

世界中で「気」がおもたく沈んできている。
みんな冬ごもり状態。
ぱっと花咲くいい話が欲しいものです。

智證