毎週月・木曜日配信

《外為コサックダンスレポート》I will dance cossack

         when I win a great VICTORY.


2009年1月29日

(某ディーラーの独り言)

本日午前4時過ぎのFOMCの声明で金利を市場予想通り0.00~0.25%の据え置きとした。マーケットは好感し、ダウ・ナスダックともに大幅上昇。

月末から2月中旬(債券利払い・償還)まで円転フローのオペレーション注目。

一昨日、火曜日に日経平均の急騰を受けて小生の予想は久しぶりのドル買い・円売りポジションであったが損切り覚悟の強引な円買い大玉の登場で予想とは逆に動いた。マーケットの難しさを身に沁みて感じたね。無茶なポジションを強引にとりにくるのは果たして誰…?

今週より春節に入った中国に対して米財務長官ガイトナーは『中国は為替操作をしている』と発言。本邦とならび大量の米国債を購入して米国のファイナンスを支えている中国の怒りを買って米国債を大量売却されたらどうするんだろう?売却は無いにしても現状、購入は控えてくるだろう。本邦は取り敢えず米の同盟国なので売却したいのはヤマヤマだけれどもできない。また、米国債の大量売却ドルの大暴落につながる超円高。米国債売却の話は別にしても1ドル85円を割ってきたら本邦当局の入の可能性は高いと思うので要注意!いづれにしても今後、本邦に大量の米国債の引き受けし付けてくるのは明白だ。しかも、米国債が破綻しないという保証は何もない…!

米著名投資家ジム・ロジャーズは『英国は終わった。持っていた英通貨ポンドはすべて売ってしまった』の発言にブラウン英首相までもが不快感を露わにした。

それはそうだね。自国を悪く言われて良く思う宰相はいないし、かつては7つの海にユニオン・ジャックの旗をハタメカセた大英帝国のブライドを傷つけられたのだから怒りは尤もだ。しかし、現実はジム・ロジャーズの発言が当たっている→北海油田の枯渇、金融街シティの混乱→怪しい証券化商品が米の6倍、これまた怪しいロシアやアラブの資金がワンサカワンサカ余談だが英国の通貨はユーロだと思っている人がまだ結構多くいる。その他ユーロ通貨国と思われている国にスウエーデン・デンマークがあるがそれぞれクローナ・クローネという自国通貨をもっている。


Uとのへ


昨年に比べてポンドは円の半分になった、
と言われても、
貿易にも、為替にも、旅行にも無縁な庶民にしてみれば、
まったくぴんとこないものよね。
毎日の暮らしには直接には感じられない。
日本にいて
自分の国の生活が英国の2倍になったなんて云われても
少しもぴんとこない。
しかし、欧州は日本に比べたら
もっと寒気厳しいらしい。
昔だったらとっくに大戦争になっちまったんだらうね。
Greedy and Ugly
米国・アングロサクソンの金融資本主義、
明らかに人災であるこの事実に、
なぜ総括が無く、
なぜ刑事罰が発生、適用されないのか分からない。
凍える手震える唇に食(職)はなし神も仏もありやなしやと

智笑