毎週月・木曜日配信

《外為コサックダンスレポート》I will dance cossack

         when I win a great VICTORY.


2009年1月22日

(某ディーラーの独り言)

一昨日のオバマ就任式に向けて少しはご祝儀相場になるかなと思ったがマーケットは厳しい反応をみせた。ドル/円1.30円、クロス/円はNZD2.20円~ポンド6.30まで幅広い下落、ダウにいたっては-330ドルだった。フィアットのクライスラー出資話も全くマーケットからは相手にされず厳しい相場となり、新大統領にとっては就任早々手痛い洗礼を受けることになった。『マーケットは大多数の参加者が嫌がる方向に動く』の典型→マーケットはひねくれもの

※実態(経済)と期待(オバマ)との綱引き

最近の為替マーケットはボリンジャーバンド(最大変動幅)での上限下限で下落・反発という相場付きになっているのでテクニカル分析が強みを発揮している。

予想(織り込み)が買いの場合→結果後は売り、予想(織り込み)が売りの場合→結果後は買いというパターン分析もある。

リスク回避志向で円に逃避という話を時々レポートするが実は米ドルも円以外の対貨ではドルに逃避という現象がでていて意外にも人気通貨なのだ。やはり、米ドルは『腐っても鯛』なんだな~。他国の中央銀行が利下げして日米の低金利に近づけている為、ドルと円は相対的に魅力がでて上昇ということになる。

ただ、これも今の異常事態での状況だからであって世界が平常の状況に回帰したならばドルと円の高騰は終焉を迎えることになる(日米両国の財政大赤字を鑑みれば当然の帰結)。

それがいつになるか?1年先か、3年先かはたまた5年先か…?評論家やアナリストという人たちは楽観的なコメントをする人もいるが毎日血みどろの闘い?をしている現場のディーラーやファンドマネージャーは悲観的な意見をもっている者が多いと思う。しかし、為替ディーラーは通貨売り・通貨買いともに取引できるので好不況はあまり関係ない。対貨が下がると思えば売るし、対貨上がると思えば買う。ただ、下落、上昇が全部予想できれば神様だ。神様になりたいもんだ…!


Uとのへ


確かな胎動を感じるね。

米国が生まれた年、最も寒い月に、
小さな愛国者の集団が川沿いに集まった。
首都は見捨てられた。雪には血がにじんだ。
革命(独立)の行方が最も危ぶまれた時、
我々の国の父は人々にこう読むように命じた。
「未来の世界に我々はこう宣言する。
希望と善以外は何一つ生き残ることができない真冬の日に、
一つの危機に接し、都市と国家はともにそれ(危機)に立ち向かった」。
建国の父たちは法による支配や人間の権利などを
確かなものにする憲章を書き上げた。

しばらくはバラク・オバマで春待たむ

智笑