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《外為コサックダンスレポート》I will dance cossack

when I win a great VICTORY.


2009年1月15日

(某ディーラーの独り言)

ドル/円、クロス/円は前回言ったように《大きく下落して少し反発》状態が継続中→リスク回避志向再燃→円高。


《戻り売り》が有効なスタンスだ。相変わらずショート(売り)は怖いという話を聞くが対貨を買うという考えでイイのだ。ドル売り→円を買う、豪ドル売り→円を買う、NZドル売り→円を買う、ユーロ売り→円を買う。

例年2月・5月・8月・11月は円高傾向月》だが特に来月2月の外債利払いは機関投資家のリスク回避志向で利払いだけでなく元本償還も増えると思う。また、3月期末の円転もあるのでさらなる円高懸念がでてくる→要注意。

《オバマご祝儀相場》が意外と早く終焉?20日の就任式まではもつと思っていた)。しかし、ご祝儀相場が実状とかけ離れたところで膨らみ過ぎているという感じはしていた。新年から《オバマ期待感》NYダウ、日経平均も復調の兆しをみせていたが実状は投資家のリスク回避志向は何か少しでもリスクを連想させるニュースやら指標がでると敏感過ぎるほど顕著に反応していた。リスクを取る時も《おっかなびっくり》という感じだった。

《信用リスクの大きさを表すクレジット・スプレッド》も利下げや資金供給の増大で縮小傾向にあった(昨年9月のリーマン・ショック前と比べれば依然高水準)が世界同時景気悪化がこれから本格化してくるとデフォルトの拡大で《クレジット・スプレッド》も同時にふたたび拡大してくるということになる→リスク回避志向増大株価下落

《オバマに対する期待》がマーケットが期待したとおりのこと若しくはそれ以上のことを成し遂げられなかった場合、その後に待っているものは…!

『マーケットの常としてマーケットは参加者の嫌がる方向に動く』ということだ。


Uとのへ


ご祝儀の行処どうなる初春の宣誓式は眼をみはるかも
マスコミもジャーナリストも、
よってたかって“崩壊”だの“暴落”だの、
好き勝手にさはいでゐる。
経済、すなはち生活をすることは、
土砂降りでも“雨天中止”はないのである。
地球規模での生活基盤が、経済の基盤が、
すっかり消滅してしまうということはない。
自信をなくさせたり、
景気の「気」をなくさせてしまう物言いが多すぎる。
首相の太郎ちゃん自らが、
馬鹿の一つ覚えみたいに
「百年に一度」と連発しすぎる。
がっかりだね。
ちったあ、もう少し元気が出る言葉が出てこないものか。
オバマさん古式則り宣誓すリンカーン好ききっと春来る

智笑