私が、逢いたいって言って
仕事終わりに逢ってきた。
梅田の喫茶店でお茶。
お互いの近況報告。
1時間位話して帰ろうってなって 駅に行く途中、人の少ない階段で抱きしめられて、キスして。
もう一回抱きしめられて、苦しくなってきた所で
急に
『どうしたら、どうしたら林檎は、愛想尽かしてくれる…?』
『え…?』抱きしめたまま、
『アドレスを変えて、電話番号変えたらいい?逢わないようにすればいい?それとも、林檎が傷つくこと言えばいい?』終わりにしようってこと?
意味わかんない。抱きしめられたまま言われても困る
『………。』
『ごめん。』そう言って、腕を離すアキ。
『改札まで送るわ。』
『いい。一人で帰れるから。』
『でも…』
『いいから、ほって置いて…お願い。じゃあね…』また、抱きしめられる
『終わりにしたいんでしょっ!?なんで、こんなことすんの離してよっ!!アキの考えてることわかんないよっ!??』アキの胸を押して、ダッシュで階段降りる
おい!って呼ぶ声。
改札を通っても
いつもみたいに振り返ることは
ない。
追いかけては来ないだろうから。
ホームに着く。
心臓が痛い。呼吸がしにくい。
鞄から薬出して、飲んで。
電車に乗って
泣きそうなはずなのに、涙は出なくて。
アキからの
は来ない。いつものことだけど。今は、私から送ろうとも思えない。
アキは、きっと
私の将来のことを考えて
突き放すようなことを言ったんだと思う。
けど、本当にそうなのかは解らない。
潮時なのかもしれない。