看護師が開く江東区子育てママと赤ちゃんの親子教室『あかちゃん共和国』みっちゃんです
(受付中の6月お教室スケジュールはこちらですhttp://ameblo.jp/akachankyouwakoku/entry-12275754018.html)
書こうか迷っていたらこんな時間になってました
必死に向き合うママたちの気持ちがわかるから…
頑張りを否定してしまうのではないか…
でも、同じように、我が子のアトピー性皮膚炎や肌荒れに悩んでいるママたちに知って欲しいから、書こうと思います
『重度のアトピー性皮膚炎の赤ちゃんが、脱ステロイド治療をしている』と書かれたブログでした
ステロイドを一切使わない、保湿もしないという治療をされているそうです
まだ痒みを感じない月例なのですが、肌が深く傷つき、痒みを感じ掻いてしまうため、血だらけでした
血だらけになるまで掻いてしまうため、かさぶたになり、浸出液はカサカサになり、また痒みを増し、掻いて、また悪化して、どんどん悪循環になっているようでした
しかも、かかってる病院の医者は、「痒がるなら納得するまでかかせていい」とママさんに伝えてるそうな
だから血だらけになるまでかかせて、痛みで泣き叫び疲れはてて寝るとありました
アトピー性皮膚炎の子に、痒みを我慢しなさい❗、掻くのをやめなさい❗というのは、ストレスになるだけです
だって痒いもんは痒いんですから
私も子どもの頃からアトピーっ子なので、痛いほど気持ちはわかります
でも…痒がるならかかせていいだと❗
ちょっと待て、掻いたら、また肌を深く傷つけ、バイ菌でも入ったら、より治らなくなる
掻くのを我慢させるのは確かにストレスとなり、そのストレスからより神経は過敏になり、炎症や痒みを押さえるホルモンも出にくくなったりします
でも、じゃあ、どうすれば痒くならないか教えたのか
保湿をするだけでも、痒みが和らぐのに…
読んでて悲しくて、頭にきて…
でも、ママの必死な気持ちはわかるから、やっぱり悲しくて…
『ステロイド』…怖いですか?
我が子に塗るの…やはり嫌ですか?
昔、「ステロイドを塗ると副作用でアトピーが悪化する」とか、「一度ステロイドを使うと手放せなくなる」とか言われ、ステロイド=悪、みたいな時代がありました
でもね、ステロイドは決して怖い薬ではないんです
正しい使い方をすれば大丈夫なんです
世界基準で、"標準治療"というものがあり、
①まずは、ステロイドを使用し、痒みや炎症を押さえるべし
②日常のケアとして、ドライスキン=乾燥肌にならないよう、肌のバリアを壊さないよう、保湿をかかさないようにする
という治療が確立されています
怖がって薄く塗ったり、回数を減らしたり、まだ治りきっていないのに塗るのを止めてしまったりすることで、肌荒れを繰り返してしまい、悪化させてしまうことがあります
怖がらず、しっかり塗って、まずは落ちつかせる必要があるんです
赤ちゃんたちに出る弱いステロイドなんて、手のひらいっぱいにのばしても、全然大丈夫なぐらいなんですよ
ステロイドを使ったからではなく、正しく使えてなかったから、そして、その後のケアを正しくおこなえなかったから、繰り返してしまうんです
そして残念なことに、そこには、医師や薬剤師がきちんと説明出来ていないという原因もあります
いまだに、「うすーくのばしてくださいね」とか、中には「あまり使いたくないから弱いのだすね」と伝える医師もいます
そんなこと言われたら、ママたちは塗るのをためらいますよね
大丈夫、ちゃんと、肌のことをしっかり学び研究しているドクターたち、アレルギー学会のドクターたちは、標準治療を、ステロイドを処方しています
本当の脱ステロイドは、正しい治療をして、正しいスキンケアで日常的に維持し、ステロイドを使わなくてもいられる肌にもっていくことです
決して、いきなり、ステロイドを止める、絶つことではないんです
ステロイドを怖がらないでくださいね
ちょこちょこ塗りは、肌荒れを長引かせます
保湿をしない肌は、肌がトゲトゲ、バリアも壊れ、痒みを感じさせたり、アレルギーを生むことも…
スキンケア教室や、あかちゃん共和国のベビーマッサージ教室などに来てくれたママさんたちには知って欲しくて、アレルギー予防もふまえて、ずっとずっとお話ししてきました
赤ちゃんたちの肌はデリケート
いつでも、肌トラブルと隣り合わせ
正しい知識と、正しいケアで、守ってあげたいですよね
大丈夫、絶対良くなりますよ