これも、よく聞かれます。

いろんな本を読んだり、お母さんたちの相談から、「知られたくない」、「伝えたくない」と思うお母さんたちも多いですね。

これもいろんな本から、まず、ご家族(特におじいちゃん、おばあちゃん)には、すぐに伝えて味方になってもらえ!というのが多いです。その時に、「お父さん、がんばれ」と。お父さんの力のみせどころだと!

(ダウン症minibook 「はじめまして、どうぞよろしく」より)

最近のおじいちゃん、おばあちゃんはもう昔ながら~の方は減ってきていると思うので、以前より偏見はすくないと思うのですが、それでもやはり、「知らない世界に入ってしまった」と思う方は多いと思います。

でも、よく聞く話では、特に母方のおばあちゃんは、(ダウン症と関係なく)「かわいいよ」って言ってくれる方が多いようですね。

たぶん、里帰りとかでダウン症と告知されるまでに一緒にすごした時期があるからではないでしょうか

で、おじいちゃん、おばあちゃん以外、両親のきょうだいとかも含め、他の親戚とかには

「自分たち両親の今不安な気持ちを支えてくれる人」

以外には、生まれてすぐに伝える必要はないのかな、、、って思います。まだ、ご両親自体が分からないことも分からなくて不安な状態なので、まずはゆっくりご両親の不安が落ち着いてから、味方になってくれる人たちを増やしましょう。

(もちろん、はじめて聞いた時には、その人達にとってもびっくりのことが多いので、どうしたらいいか分からないことも多いと思うのです。そうういう姿を見るとこちらも悲しくなりますよね。「意外と、大丈夫ですよ~」と言えるくらいになってからでいいと思います。)



・友だち

私の場合は、医者で、友達もほとんど医者なので、当時メーリングリスト(今でいうグループラインか)で、告知後3日目くらいになが~いメールを書きました。
その時の友達の返信は今でも胸に残っていて、当時の私の一番の支えになりました。

でも、友達は障害児支援のサークルに入っていた子とかも多く、私以上に障害について知識がある人ばっかりだったので、ちょっと特殊な環境だったかもしれません。

実際に、高校までの友達とかには、いまでは、「うちのこ、ダウン症だから」って言うくらいはあるけど、赤ちゃんの頃に伝えようとは思わなかったですね。

だけど、本当に仲のいいお友達(出産祝いとかくれて、面会にきてくれるような)には、言うかどうか悩まれる方も多いとも、思います。まだ、自分自身がダウン症のことをよく分からないのに、、、という状況なので、自分の気持ちが落ち着くまで言わないでもいいのかな、、、と思うのと、さっき書いた、心の支えになってくれそうなお友達には伝えてもいいのかな、、、と思ったりもします。

最後に、参考になりそうな本(エッセイ)の画像はりつけときますね!

・本当の周りの方、近所の方、ママ友さんとか、、、

私はあえて、生まれてすぐに伝える必要はないかな~とは思います。上に書いた理由と一緒です。
まあ、ダウン症の場合顔つきで気づかれることも多いのですが、いづれは、味方になってくれる方は多い方がいい、、、でも、とても信用していた人から意外な言葉をもらって傷つくこともあるかも、、(参考図書?参照)

私は特に伝えませんでした。周りにママ友いなかったから、、、(同じくらいのお子さんが全くいなかったんです)
2歳になって、新居に移った時には、近くにダウン症のお子さんがいらっしゃったり、近所のおばさんが良くしてくださったので、「実はダウン症で、、、」とお話することはありました。
後々、小学校に入る前とかに自然に伝わったって感じですかね(顔つきと行動で分かるからですね)

ただ、どこでも、「ゆっくりでいつも迷惑かけてすみません」ってはよく言ってました。

これも、金子節子さんの「のんちゃんの手のひら」に書いてあるんですが、「親はどんなにでも誤ればいいのよ、でも卑屈になってはいけない」と。

ひとつだけ、ある程度早い時期から伝えてもいいのかな、、、と思うのは、きょうだいさんが通う保育園で、赤ちゃんも預ける可能性のある保育園の先生方。

「実はダウン症で、、、」って直接言う必要はないんですが、預ける時には当然言う必要があります。

なので、伝えるというよりも、きょうだいさんのお迎えの時(送りの時はお互いバタバタだから、お迎えがいいかと)とかに、一緒に連れて行ったり、行事に一緒に参加して、先生方、周りの方にちょっとづつ知っていてもらうのはいいのかなと。

でも、これもお母さん達の気持ちがある程度落ち着いてからで大丈夫と思いますよ。

まずは、お母さん達の気持ちがある程度、落ち着いてから、、、、

参考図書 

 ↓


Amazon.co.jp: ダウン症児の母親です! 毎日の生活と支援、こうなってる (講談社の実用BOOK) : たちばな かおる: 本