■ROEとは
Roots of Empathy(以下、ROE)は、カナダのトロントに本部があるNPOです。
「共感力」を育てるプログラムとして
現在はカナダ全土のほか、オーストラリアやニュージーランドにも広がっています。
このROEプログラムの他に見られない特徴は、
同じ赤ちゃんが月に1回、9ヶ月にわたり教室を訪問するという継続性と
プログラム内容すべてが著作権に守られていることです。
後者は、授業の質が保たれているということでもあり
文化差をフォローするなどの融通を利かせにくいところでもあるようです。
【HP】
Roots of Empathy
充実しているので、英語がわかる方は是非。
【書籍】
"Roots of Empathy CHANGING THE WORLD CHILD BY CHILD"
プログラム創始者である、Mary Gordonが書いています。
1章は、HPからもダウンロードできます。
■日本の中のROE
2001年にNPO法人子ども家庭リソースセンターが
2003年に武蔵大学の武田信子先生が導入していますが
ROEをカナダ国外に持ち出す試みは日本が初だったためか
著作権の問題とプログラムの文化差のことで、たいへんご苦労をされたようです。
【紹介されているHP】
多数ありますが、準備中…
【紹介されている書籍】
『社会起業家という仕事 チェンジメーカーⅡ』 pp10-23 渡邊奈々 日経BP社 2007
私が知っている日本語の書籍のうち、一番ROEの概要がわかるもの。
『社会で子どもを育てる』 pp75-76 武田信子 平凡社 2002
親教育プログラム「共感の根」として紹介されています。
『育児力の低下を防ぐ子育て教育・共感教育プログラム「共感の根」の導入と効果の研究』 研究代表者 武田信子 2003
科学研究費にて行った研究なので、国会図書館で閲覧・全文コピーができます。
他多数ありますが、準備中…