入試はもちろん、オープンスクールや学校説明会など、受験生に対して行うイベントの企画・運営に携わる部署である。そのため、在校生の状況についてあれこれと考えることはあまりない。ネットなどによると「説明会の時だけいい格好をして、その実態は異なる。」というような口コミを目にすることもあるが、私が勤めてきた限りでは、「外面だけいいかっこしてやろう」と考えているような学校はない。また、そのような広報活動をしている学校は存在しないと思われる。(たいがいの「こんなはずでは…」というのは説明会参加者がしっかりと話を聞いていなかったり、勝手に勘違いしているだけだったりする)

 入試広報に配属されると基本的に日曜日に休みが取りづらくなる。なぜなら、出版社や学習塾、自治体などが主催の「学校説明会」に相談担当者として出張しなければならないからである。そのほか平日には授業や終礼が終わった後、高校入試に関する基準や学校の宣伝のために、通学圏内の公立中学校や学習塾に資料を持って足繁く通う(いわゆる営業活動)ことをしている。にもかかわらず、少子化などの影響により受験者数は減少し、入学者数は年々減少傾向であるため、あの手この手を使って、生徒数確保に奔走している。

 私自身がこの部署に身を置くことが多いため、このブログでも必然的に入試広報業務の話題が多くなっていくであろうから、ここでどのような仕事内容であるかを述べるのはやめておく。(とても長くなるから)