前回の記事、アンチエイジングの考察(第1部)でも見てきた通り、現代医療の力を持ってしてもなかなか若返りの効果を実感するのは大変なようです。

 

 それでも人類は夢を追い求め続けます。

 アンチエイジングに医療の進歩が追い付かないなら、せめて生活習慣でなんとかならないものでしょうか。

 

 最近のアンチエイジング界隈で注目されてきたのが老化物質、

終末糖化産物

=AGE(エージーイー)

と呼ばれる存在です。

 AGEは、たんぱく質に糖がくっつき劣化する「糖化」反応で生成され、AGEが体の中に増えると、肌や骨、血管などの老化が進みやすいとのこと。

 このAGEを体内に摂取または生成させないことがアンチエイジングにつながるとのこと。まさに、

 ANTI・AGE

=アンチエイジングです。

 それでは、どのような食生活がアンチエイジングに役立つのか?

 簡単に紹介しましょう。詳しくはリンクを。

 リンク先を辿るのが面倒くさい人のために要約まとめておきました。

 

(糖化を防ぎ美肌を作る 老けない食べ方ルール7)参照。

NIKKEI STYLE さんの記事よりリンク)

 

「リンク先の要約」

【老けにくい】食べ方の注意点
ポイント1 体内でAGEを作らない
ポイント2 AGEが多い食品を控える

【ルール1】揚げ物・焼き物には酢やレモンをちょい足し!

酢やレモンに含まれるクエン酸には、食品中のAGEを減らす働きがある。

【ルール2】メインにはカルノシン豊富な鶏むね肉を

カルノシンは、動物の筋肉や肝臓の中にある抗酸化物質。カルノシンが豊富な鶏むね肉を選ぼう。

【ルール3】サプリやキノコでビタミンB群をとる

ビタミンB1とB6は、糖尿病合併症の治療でも使われる抗AGEビタミンの代表格。食品ではキノコ類にビタミンB群が豊富。

【ルール4】αリポ酸を含む緑黄色野菜をしっかりとる

αリポ酸には、細胞での糖の代謝にかかわり糖化を防ぐ作用がある。また、ビタミンCの約400倍ともいわれる強力な抗酸化作用があり、疲労回復にも効く。

【ルール5】果物はジュースではなく「少量を丸ごと」が鉄則!

「果糖は糖質の中で最もAGEを作りやすく、その速さはブドウ糖の約10倍」市販のジュース類には果糖を多く含むものが多いので、「果物は少量を丸ごととるのがお薦め」

【ルール6】炭水化物にはオリーブオイルをプラス

ご飯、パンやパスタなど、炭水化物だけの食事よりも、オリーブオイルなどの脂質と一緒に食べたほうが食後血糖値は上がりにくい。

【ルール7】お酒は、抗糖化・抗酸化作用があるワインを

ワインには赤でも白でも抗糖化作用と抗酸化作用がある。甘口より糖質量の少ない辛口を、グラス1~2杯の 適量で。

 

 次に、食生活や適度な運動などの生活習慣を変えることにより、自らのアンチエイジングに成功したといわれる伝説の博士、サラ・ゴットフリート博士もその著書、「YOUNGER」で同様のことを語っています。

(アンチエイジングを実践したサラ・ゴットフリート博士)

 若返りに成功!? 伝説の女医がアンチエイジング“虎の巻”を伝授

VOGU さんの記事よりリンク)

 

 こちらを要約してみると以下。

・抗酸化物質が多く含まれた食生活

 特にお茶がお薦めとのこと。抹茶はアンチエイジング効果がある。

・睡眠の質の向上

 毎晩、少なくとも7~8時間は眠りましょう。睡眠には、体から老廃物を取り去る効果があり、パワークレンズのようなものです。

・エクササイズ

 運動は週4回、20~30分間行いましょう。

・サウナ

 サウナに入ると、FOXO3と呼ばれる長寿遺伝子が活性化し、ストレス耐性や抗酸化物質の生成、タンパク質の維持、DNAの補修(遺伝子変異の防止)、がん細胞の死滅といった作用が促されます。

・深い呼吸

 深い呼吸を心がけましょう。体のストレスへの反応に気を配ることは、健康的に年齢を重ねるためにとても大切です。

 

 大体以上ですが、大事なのはストレスフリーであることだそうです。前回の記事でも挙げた寿命DNAテロメアはストレスにとても弱いのですが、ストレスフリーにすることで逆に伸ばすことができるそうです。

 先生は、テロメアを回復させるため、ストレスとの付き合い方を見直しうまく手なずける方法を見つけたという。そして、5年間でテロメアを実年齢まで巻き返すことに成功した。とのことです。

 

 どうも、両説を見てみるとお茶が最強食材っぽいですね。(笑

(宇治茶レディの茶摘み)

 

 ところで、世の中には本当に実年齢と比べて若く見える人が存在します。その秘密は一体なんなのでしょうか。

 

永作 博美、1970年生まれ。

三田 寛子、1966年生まれ。

福山 雅治、1969年生まれ。

東山 紀之、1966年生まれ。

 

 もはや、何かが発動しているとしか思えません。

 生まれつきといわれてしまえばそれまでですが、カラクリが何かあるはずです。健康サプリや食生活だけで若返りが実現できるとは思えませんね。 

 食生活や適度な運動は確かに重要でアンチエイジングには欠かせない要素だと思いますが、何か物足りないですね。

 本当に我々が求めているのはこのようなシーンではないでしょうか?

(映画、永遠に美しく。。。原題 Death Becomes Her)

 主人公を演じるメリルストリープが若返るシーンです。

 若返りを謳うなら、このくらいのインパクトが欲しいところですね。ちなみに謎の美女を演じるのはイングリッドバーグマンの娘、イザベラ・ロッセリーニ、実年齢は71歳の設定です。

 

 ここまでダイレクトに若返りができなくても何か他に方法があるのではないか?と疑うのがKIJIのブログです。

 次は、昔からの伝承やプチ精神世界にその秘密を探りにいきましょう。なにしろこれらの記事のテーマは「おまじない」ですので。。。

(第3部に続く)