地球外知的生命体などと聞くと、どうしても物凄く高度な科学文明を持った進化した生物を思い浮かべてしまう。

俗にいうUFO(Unidentified Flying Object)は、特別に異星人の乗り物というよりは、単なる未確認飛行物体であって、最近主流の物質的なメタリックの飛行物体として登場したわけではない。初期のUFOの写真はどれも素朴だ。

確かに何か空を飛んでいるようではあるが、それが乗り物なのか生物なのか、たまたま異次元空間を垣間見たのか、定かではない。

UFOがメタリックな乗り物として考えられるようになったのは結構最近のことだ。

 

ここは原点に戻り、UFOは特段に超科学の産物ではないかもしれないことを留意しておきたい。

同時に異星人、異次元人も3次元的な超科学を持っている必要性もないことを留意したい。

さらに、他の惑星の文明を考えてみる。

NASAの写真などでたまに話題になる月や火星などの文明の痕跡に話を移した場合、そこに人類のような存在がいたとしても地球文明以上の科学力を持っている可能性はむしろ低いのではないだろうか?という疑問が出てくる。この疑問は異次元人にも言えることだ。

 

例えば、月だ。

確かに人工物のようなものが写っている。しかし、地球上のものと照らし合わせてみるとエジプトや南米、中東などで見つかる古代遺跡に近い。

 

火星でも。

文明のようなものを感じさせるが、未来的な知的生命体の登場を期待する我々にとってはガッカリするだけのものだ。コンタクトが取れたとして科学的な発展は期待できない。精神的な部分は未知数ではあるが。少なくとも映画「未知との遭遇」のような感動はないだろう。

 

アポロ計画のDSE(データ記録装置)から公開された会話を見てみよう。

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Apollo 8 DSE "Black Box" transcript

(MET 88:44:39) - "bonfires" on the lunar farside

 

LMP 「There's a strange light down there.」

CDR 「Is it a bonfire?」

LMP 「It might be campfires.」

 

アポロ8号 DSE「ブラック・ボックス」 交信記録

(発射後 88時間44分39秒) - 月の裏側の「焚き火」

 

着陸船操縦士 「下に奇妙な光があるな。」

船長       「焚き火か?」

着陸船操縦士 「キャンプ・ファイヤーかもしれない。」

 

Apollo 11 DSE "Black Box" transcript

Mike Collins   「Boy, there must be nothing more desolate than to be inside some of there small creters, these conical ones.」

Niel Armstrong 「People that live in there probably never get out.」

 

アポロ11号 DSE「ブラック・ボックス」 交信記録

(発射後 80時間20分42秒)

司令船操縦士マイク・コリンズ 「アアッ、あそこら辺の小さなクレーターや、円錐形のものの中に居るのは、わびしいに違いない。」

ニール・アームストロング船長 「恐らく、あそこから出ないで暮らす人達なんだ。」

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アポロ8号、アポロ11号、ともに月周回軌道上から月面を観測していた時の会話だ。

実際に何を見たのか、想像をたくましくするしかないが、少なくとも人間のような存在を見ての会話のようだ。しかも、月面で観察された人間らしきものはなんだか可哀想な感じさえ受ける。この会話を持って、月面に人間の収容所があるという説もあるが、少なくとも科学力を感じない。文明人でさえもないかもしれない。

 

実際に宇宙飛行士がその目で確認できたのは月面だけだが、写真の構造物を見る限り、火星でも同様なのではないのか。

つまり、他の惑星に人類が存在したとしても、それは現在の地球以上の文明ではないかもしれない。

そして、その文明の度合は、我々の歴史でいうところの古代文明に相当するのではなかろうか。さらに言えば、神々と交信していた時代の人類の文明の可能性もある。

 

地球人類はエデンの園で知恵の実を食べたことにより、追放された。追放されたが文明を持つことになった。

逆に、彼らは知恵の実を食べていないため、文明を発達させることがない。その代わり、まだエデンの園に住んでいるのかもしれない。

 

宇宙観測で見える月や火星は荒涼とした世界だが、FBIのコメントの通り、我々には異次元の存在を知覚することはできない。

真の月や火星はエデンの園のような楽園である可能性もある。

 

というわけでまた書きます。