動作分析を学ぶためのきっかけ | 理学療法徒然

理学療法徒然

理学療法士としての経験や日々の医療について感じたことを気ままに書いてます。
シーズンⅡ

実習生や新人に必ずといっていいほど出す課題は「膝のロッキング(または膝折れ)の原因を20以上考えてきなさい」というものです。


というのは動作分析ってなかなかできなくて難しいですよね。だから臨床でよく見られる現象で考えやすいもので、動作分析の基本的な考え方、その他の評価結果とのつながりを教えるには一番わかりやすいのです。


普段から理学療法を真剣にしている方にとってはこの課題は簡単だと思いますが、「膝のロッキングは大腿四頭筋の筋緊張が亢進しているから」程度としか考えていないような方には結構難しいのです。リハビリテーション科や整形外科の医師はその程度ですが・・・。


歩行周期でも原因は違いますからよく考えてきてください。


実習生、新人、仕事をこなしている理学療法士は20上げてみてください。


スーパーバイザーの方は是非使ってみてください。



正解例)

・大腿四頭筋の筋力低下

・足関節可動域制限⇒この原因をあげるだけで3~4つはありますよね。

・足関節筋力低下

・大殿筋の筋力低下

・ハムストリングスの筋力低下


上記の筋または拮抗する筋の短縮、筋緊張の亢進・低下なども考えられますよね。



がんばって考えてみてください。