マンション名付けの精神史 | 血の流れよりあかいさん

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あかいさん(aka1you)のモデルルーム探訪記と不動産業界ほか諸々に関する意見を書き付けるところです。

昨年、「中二病でもデベがしたい!」という記事 で住友不動産の物件名がシティハウスやシティテラスといったクラシカルなものではなく「インペリアルガーデン」や「スカイティアラ」といった新奇なものに変わっていることを紹介したのを覚えている方はいらっしゃるだろうか。


(覚えていない方や読んでいない方は今すぐリンク先をCheck it out!!)


ところが、実は今夏に入り、多くのマンションがクラシカルなネーミングに変わっているのである。



クラブスイート恵比寿⇒シティハウス恵比寿伊達坂


ロイヤルスイート二子玉川⇒シティハウス二子玉川


セントラルレジデンス目黒学芸大学⇒シティハウス目黒学芸大学


グローブテラス国立⇒グローブアベニュー国立⇒シティテラス国立


フォレストパーク用賀砧公園⇒シティハウス用賀砧公園



「おれは しょうきに もどった!」と言わんばかりの怒涛の名称変更。

いやそれよりはスカイティアラとかインペリアルガーデンとか大江戸タワーレジデンスをなんとかしてやれよと思うけれどももう契約済みなので難しいんでしょうね。


住友不動産内のキラキラネーム派とクラシカルネーム派の綱引きの結果、クラシカル派が巻き返したのではないかと勝手に思っているが真相やいかに。



物とは本来多様にして変化にみちた相貌をもつものであり、名前の付けかえが可能なのは、その交渉の中で物がその事態に特有の相貌を現わすからであった。すなわち、名前の変更とは物それ自体の変貌を意味する。(市村弘正『名付けの精神史』)



ということで、住友不動産のマンションがどう変わったのかをしっかり注視していきたいと思っております。(無茶ぶり顔)




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