包丁でざっくり指を切って、爪もざっくり削れてしまった日曜の午後。
このままゆっくり休日を過ごそうと思っていたけど、大きめな絆創膏かガーゼが必要だと気付いて外出の準備を進めていたのだけど、ふと気になってネットで調べたら爪にばい菌が入ると大変なので薬を塗った方がいいとのこと。
薬をもらうのなら、あと爪が変に生えてきたら嫌だから、やっぱり皮膚科へ行くことにした。
めちゃくちゃ混んでいた。
ようやく診察室に入ったら、若い可愛らしい女医さんだったので、ちょっとだけ嬉しくなった。
診察自体は長くかからず終わったのだけど、削れた爪はどこかに引っかけないように白い部分を切ってくださいと言われた。
それで終わりそうだったのだけど、すぐに女医さんが「切っていきますか?」と言ってきたので、思わず「お願いします」と答えてしまった。
女性に爪を切ってもらったことがない。
お母さんには切ってもらったさ、昔はね。
母親以外の女性に切ってもらう日が来るとはなぁ、なんて思ってたら。
きっちりお金がかかった。
私のちょっとした下心はお金に換算された。
指の一本が使えないのはとても不便だ。
左手にしかできないこともある。
完治するには2か月くらいかかると言われたから、気が遠いのだけど、少しずつ良くなるはずだから様子を見よう。
指を切った時、今日の夕飯と明日の弁当を作っていたのだけど、指を切ってからも作り途中だった料理を最後まで完成させた私は偉いのか、それとも状況を呑み込めていなかったのか。
病院へ行こうと決めても、もう一品何を作ろうと考えてから、義務感に近いかもしれない。
休日でもじっとしていられないところがあって、全くアウトドア派でもないし会う友達もいないくせに一日中ダラダラ過ごすことができない。
家にいられなくなって、一度は外に出たくなる。
サボることが苦手。
自分がサボれないから、サボる人には敏感で、責めたくなることもあるのはちょっと控えた方がいい。
今日は女医さんに爪を切ってもらったけど、全体的な評価で見れば全然低かったな。
今日はいい日だった!って満足しながら眠りにつきたいなぁ。