最終日も行ったけど orz | 狩猟を一人で始めてみた(ブログ)

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猟期最終日

凝りもせず、午後から有休を取得して出かけた。

 

獲れるような気はしないのだが、これからしばらくの間は撃てないので、今期、お世話になったため池と河川を回ってきた。        もちろん、いつものカブを走らせて。

 

今日もメインのターゲットはマガモ、カルガモだ。

最近の状況から、近くのため池で、マガモ、カルガモの姿を見ることは出来無いと思っていたのだが、あきらめずに行ってみるものだ。

 

最初のチャンスは、3つ目に訪れた池。

カルガモがいた。

 

いつも通ってる池の大きさは、グーグルで測定し、たいてい把握している。

ここは、直径が最大60mくらいの、あまり大きくない池なので、どこからどんな方を向いても撃てる池だ。

 

だが、池の周囲には笹が茂っており、身を隠すには丁度いいが、笹が邪魔でスコープが覗けない。

スコープの視界を優先すると、銃口の先に笹の葉がある。

 

どうしよう・・

 

悩んでいる間に、鴨は私の気配を感じたのか、対岸の木が茂っているあたりに隠れてしまった。

だが、鴨は隠れたつもりでも、私からはしっかり見えている。

 

チャンスだ。弾が葉か茎に中るかもしれないが、撃ってみよう。

距離は40mくらい。

ヘッドの中心から3~4cm下を狙って引き金を引く。

 

バン

どこかに着弾した音は聞こえたが、カモは何事も無かったように無視している。

おかしいな?

もう一発 

バン

 

あれ?全然飛ばないぞ。

 

弾が笹に中って、全く見当違いのところに着弾してるのだろうか?

 

しかし、異変に気が付いたのか、カモが泳ぎだした。

撃てそうな藪の隙間を見つけ、泳いでくるカモを待ち伏せる。

 

スコープで捉え、カモの少し前を狙って引き金を引く・・・

 

動いているカモを藪越に撃って中るはずもなく、2発ほど無駄弾を撃っただけだった。

 

しかし、まだ飛んでない。

 

まだチャンスはある。

 

予備マガジンを持ってきてないので、姿勢を低くして、空になったマガジンに弾を込める。

よし、今度こそ。

と張り切ってみたが、目を離した隙にカモの姿を見失ってしまった。

 

どこかに隠れてしまったかな?と藪から顔を出そうと中腰になったとたん、バタバタと3羽のカモが飛んで行ってしまった。

3羽もいたのかよ。

仕方ない、次の池に行こう。

 

4つ目の池。

ここは奥行き90mくらいの池だ。

藪の隙間から慎重に偵察すると、3羽のカルガモの姿が・・・

ひょっとして、さっきの池から飛んできたのかな?

 

私の姿を見つけたのか、カモたちは池の奥の方に泳いでいってしまった。

この池は、堤以外の場所は、立ち入ることも難しいくらい木が茂っており、射撃不可能だ。

 

だいぶ遠いがここから撃つしかない。

回収不能になる恐れはあるが、今日は最終日だ、撃とう。

 

伏せたまま、ゆっくりと、藪の切れ目に匍匐で出てから、バイポッドを置いて狙う。

池の大きさからして、距離は70m少々だろう。

100mまでの落下量は暗記している。

70mだと、15cmくらい落下するはずだ。

残念ながら、レチクルの目盛りの見方を把握していないので、だいたいで狙うしかない。

 

この距離だと中るはずがないと思いながら、引き金を引く。

バン

予想通りはずれ。どこに着弾したかも分からない。

 

カモは動かない。

もう一発。

バン

はずれ

しかし、今度はバタバタとカモが飛び立つ。

 

やはりだめだったか。

立ち上がろうとしながら、飛んだカモを見ると池の上を旋回している。

伏せたまま様子を見ていると、再び同じ場所に着水した。

伏せている私の姿も見えていたはずだが・・・

 

チャンスをもらったので、再び狙って。

 

撃つ

しかし私に70mオーバーは遠すぎる。

奇跡は起こらず、またまたはずれ。

あせっていて、どこに着弾しているか全然分からない。

下手な鉄砲も・・と、何発か撃っているうちに、カモは飛び立ってしまった。

そして、飛んで行ったカモ達が再び戻ってくることは無かった。

 

次行こう。

しかし、5~7つめの池は完全に空。

 

次は河川だ。

期待していた通り、ここはいる。

カルガモがたくさんいるのだが、今日はかなり風が強く4~5m/sくらいの風が吹いている。

5m/sだと、距離50mで10cm以上流されてしまう。

しかし、躊躇している場合では無い。

カモの群れは、どんどん対岸に向かって泳いでいる。

早く撃たなければ。

川に沿って移動しながら、撃てそうなカルガモとマガモに向かって、立ったまま乱射してみたが、すべて無駄弾となってしまった。

 

これだけ風が吹いていれば中らないだろうし、まぐれで中っても、川の流れと風で流されたカモは、まず回収出来ないだろう。ここはやめておこう。

 

次行こう。

一番大きなため池に到着。

猟期初めのころは、コガモがたくさんいた池なのだが、今は全く見かけなくなった。

カブを池から少し離れた所に置き、ゆっくりと歩いて堤を上る。

池の中ほどにマガモらしきカモを見つけた。

が、見つかってしまったのか、銃を出すヒマもないまま、池の奥に逃げて行ってしまった。

 

奥まで180mくらいあるので、さすがに撃つ気がしない。

山の斜面を移動し、池の奥を目指す。

前に来た時、イバラなどの邪魔物を剪定バサミで切り落としていたので、移動しやすい。

池の中央あたりでは、ハシビロガモが私の存在に気が付かないのか、撃たれないと思っているのか知らないが、余裕で泳いでいる。

しかしマガモの姿は無い。

まだ飛んでないので、池の奥の方に隠れているはずだ。

ハシビロはスルーし、奥を目指す。

 

半分くらい来たところで、池の奥の方を望遠鏡で念入りに偵察。

すると、木陰に潜んでいるマガモを発見した。

 

発見したが、どうやって撃とう。

バイポッドは持ってきたが、木が茂っていて伏せ撃ちは無理のようだ。

立ったまま木に依託して撃つしかない。

木の枝や葉が邪魔で狙いにくいし、立ったままだとフラフラして狙いが定まらない。

レチクルの中心で捉えた瞬間引き金を引く。

カモの手前に水柱が上がるのが見えた。

カモは飛ばない。動かない。

何があった?みたいな感じで回りを見回しているだけだ。

 

距離は50mくらいと思ったが、もう少し遠かったのかな?

今の感じだと70mも離れていたのかな?

おかしいなと思いながらも、今度は、ヘッドの上10cmくらいを狙って撃ってみた。

しかし、またまたカモは動かない。

弾がどこに飛んだかも分からない。

やはり70mも離れてないようだ。どうみても50mくらいだ。

腕のせいで手前に着弾しただけだろう。

 

再度レチクルの中心を狙って、撃つ。

今度は近いところに着弾したのか、元気に飛んで行った。

あ~~

 

このあたりで16時過ぎ。

銃のエアも少なくなってきた。

残念だが、もう帰ろう。

 

今日は15発くらい撃って、すべて外れ。

半矢も無かったと思われる。

 

猟期最終日は、1羽のカモも傷つけることなく、めでたく終了となった。