今回から小説を書きます。
タイトルは、「ポケモン・ソルディアオールスターズ」です。
ちなみに更新は不定期ですが、それでも読んでいただければいいと思います。

平穏だった夜の町、2匹のポケモンがこう言った…。
「ついにこの運命と鉢合わせする時が来たか…。私の力を思い知るがよい!」

「(…どうやらまたアイツが目覚めかけてきたみたいだな!)
 そうはさせないぞ!ここはオレに任せてくれ!」
どうやら、そのポケモンらが目覚めようとしていたのだ。

そうとは知らずに、エルレイドとゴウカザルがおかしなやり取りをしていた。
「ゴウカザルさん、なんか大変な事になるかもしれない…。」
「大変な事って…。」
「だから言っただろ!僕のレポートのタイトル通りだって!」

ゴウカザルの天然ボケにあきれるエルレイド。
その時、ロトムがやってきた!

「ゴウさん、エルさん、今日はなんだか騒がしいな~。」
「おう、ロトム!」
「ロトム、僕が書いたレポートのタイトルを教えてあげようか?」
エルレイドがロトムにある物を見せてきた。

「そのタイトルって…?」
「たしか…『勇者と帝王』っていう名前ですよ。
 つまり、関係的には正義と悪魔って感じですね。」
「あぁ~そう言うことか…。」
エルレイドが書いたレポートのタイトルは『勇者と帝王』っていう名前だった。
ロトムがその事に感心していると、いきなりトゲキッスが話を割り込んできた。

「あはは、イケてる波動の勇者様とつかみどころがない暗黒の帝王さんでしょ!?」
どうやら、トゲキッスはその事を覚えていたのだ…。

第1話「平和な日常に世界を揺るがす出来事!」

「トゲキッスちゃん、いつからその事を知っていたんだ!?」
その事に驚くエルレイド。しかし、トゲキッスは構わず話を続ける。

「それはね~インターネットをやってたら、
 たまたまその出来事がニュースに載ってたんだよ!
 でも、人間界にいるみんなはその事に不安を抱えているの。
 まったく心配でしょうがないわ~。」
トゲキッスはその事に驚きと不安を隠せなかった。

「そうですね、僕にだって護りたい世界があるのに
 どっちが先に封印が解かれるかドキドキでしょうがないよ…。」
「オレもエルレイドのいった通りだな。
(さすがにこのニュースはなんか緊迫感があるよな…!)」
エルレイドとゴウカザルは、どっちが先に封印が解かれるかで心配だと言っていた。

「でも、キッス的には勇者様が先に目覚めてくればいいけど…。」
能天気なトゲキッスは、波動の勇者が先に目覚めてくればいいと思っている。

「それもありえますね。ロトムはどう思いますか?」
エルレイドがそう言っていると、ロトムの体に異変が…。

「ううっ、このニュースを聞いただけで気分が悪い…。」
どうやら、ロトムはそれを聞いて気分が悪くなったようだ。

「大丈夫ですか!?ロトム!」
エルレイドが慌ててロトムの元へ駆け寄る。
「おい、大丈夫か!?(それにしても、ロトムが苦手としているポケモンがいるからな…)」
ゴウカザルもまさかって思いながら、ロトムの元へ駆け寄る。

「(まさか、こんな事になるなんて思わなかったよ…!)」
その事に唖然としたエルレイドは、ぐったりしているロトムをじっと見つめていた。

翌日、ロトムとエルレイドはナコヤシティへお出かけです。
「今日も元気に遊ぶぞ~にひひ!」
「ロトムったら相変わらず元気ですね。」
2匹が仲良くお散歩していると、何やら1匹のポケモンがやってきた。

「やあ、二匹ともお元気ですな~。」
どうやらのん気な口調でロトムとエルレイドに話しかけてきた。
「だ、誰ですか!?」
いきなり声を掛けられてビックリするエルレイド。すると…

「僕はモジャンボですな~。」
そのポケモンはモジャンボ。年齢はエルレイドより年上のようだ。

「僕はロトムです!」
「僕はエルレイド。モジャンボさん、よろしくお願いします。」
「ロトムくんにエルレイドくんか~。ところで、世界を揺るがす出来事は見ました?」
モジャンボはそのニュースの事が気になってしょうがないみたい。

「ええ、さっきTVで見ていました。波動の勇者と暗黒の帝王の事で…。」
「分かった。暗黒の帝王の事では夜になると狂暴化するっていうウワサだよ。
 君達も暗黒の帝王におそわれないように注意すればいいよ~。」
モジャンボが言う狂暴化とは、正気を失うほど暴れ続けるって言う意味をあらわしている。

「分かりました。(夜になると狂暴になる帝王って…
 もしかしたら、ロトムも思わず震えあがるかもしれないな…。)」
この後、ロトムが大変な目に遭うとは誰も想像つかなかった…。

次回もお楽しみに!