今日は夫の会社の商品を購入してくださったお客様Fさんのお宅にお邪魔した。
「お昼においで」
とのことで、図々しく食べる気満々で行って来た。
お昼においで、とは言われたけど、ごはんご馳走するなんて一言も言われていない。なのに
「きっと豪華なお食事に決まっている」
とウキウキして行ったのである。
「わああ!」
豪華なお寿司!
具沢山の太巻に沢山のおかず、手作りのゼリーや、ケーキもある。
バイキングに行った時に、手当たり次第に食べ物持って来て、テーブルに並べた時のよう。
キャッキャ言いながら、遠慮なくいただく。
マンションの窓から見える景色は、豊平川。
何と、昨年の札幌マラソンのコースではないか!
復路の上り坂で、とうとう力付き、トボトボ歩いた辺りではないかと思われる。
Fさんは、マラソンに興味ないみたいで、話は続かなかったが、窓から見える鳥たちに癒されているという話を楽しそうにする。
そんな会話の最中にも」オジロワシ」が飛んでいて、その生態について説明してくれた。
Fさんは、鳥の鳴き声だけで、種類が分かる程の鳥好き。
部屋の中には高性能のカメラで撮影した鳥の写真でいっぱいであった。
鳥の知識が残念なくらいない私なので、名前を覚えているのはごくわずかなのだけど、やはり綺麗な鳥と言えば「カワセミ」。緑色の羽を羽ばたかせている、大きな写真に目が止まった。
Fさんが1番好きな鳥は「シマエナガ」だそうだ。
北海道にしかいない、スズメより小さな白い鳥。
道内の動物のカレンダーに、ほぼ100%の確率で、シマエナガが、映っているのではないかと思うくらい、道民には、とても親しまれている。
このバードウオッチング兼撮影をFさんは、夫婦で楽しまれていたのだけれど、ご主人を一昨年亡くして、それからピタッと外出すらしなくなった。
それを心配して、夫が度々連絡するも、どうにも何もしたくないのだという。
Fさん、ご主人、夫の3人で「ゾロ目会」というのを結成していて、4年後には、88.77.66歳の集まりがあるはずだった。
「私の妹が、四年後、55歳になります!」
と申し出たけど、その場の空気には、そぐわず撃沈。
ゾロ目会の条件は満たしているけれど、Fさんの知らぬ者などお呼びでない。
なんだかトンチンカンな空気になってしまった。
鳥の話に戻そうと、家の近くに来るカラスの話をし始めた。
「カラスの黒いお目目、可愛いですよね」
「いや、私カラス大嫌いなのよー」
鳥好きに例外はないと見たが、読みは大きく外れる。
私はその後に、発言の出番はなかったのである。
Fさんにいただいた手作りシマエナガマスコット。
元気出して下さいね😃
いらん事言う私ですがまたお邪魔します!