友人のあっちゃんがいつも見ていたブログに
「JINSEI STORIES」
というのがある。
それは辻仁成さんのブログで、あっちゃんは、辻さんのファンではなかったが(失礼)、彼のお料理ブログにハマっていて、よく見ていたらしい。
確かに彼のレシピは絶品で、見た目も味も素晴らしい。
最近そのレシピ本が、改めて出版されたはずで、発売してまもなくAmazonで売り上げ一位の時もあったとか。
あんまり楽しそうに、ブログの話をするので、私ものぞいて見たら、それは独特の世界観。面白い日と、そうでない日があるのだが、彼の文章力は、さすが、と思う。
彼はプロの作家で、芥川賞を受賞しており、私も読ませていただいた「海峡の光」が、その受賞作である。
彼は人をおもてなしする事が好きで、お料理を友人に振る舞うのも好きだし、息子ちゃんに尽くすのも好きだし、作家を目指す人のために、「文章教室」を開いてくださったり。
あっちゃんに、わたしが昔、書いてたエッセイまがいのものを見せたら、物凄く気に入ってくれて、是非、辻さんの文章教室を受けたら、という流れになった。
そういうものに、すぐノッてしまう、フットワークの軽い私。
勧められた後速攻で、教室を申し込んだ。
zoomで開かれた文章教室。
チャットで質問したり、文章について講義を受けて、とても面白かった。
その教室に参加するにあたり、課題の提出があって、1500文字以内で、与えられたお題のエッセイを書いた。
初めて参加した教室の課題は、私がこのブログに初めてアップしてから、2作目の作品である。
それは辻さんのお目に止まらなかったが、思ったより早く書けて、きちんと笑いも含めたフィニッシュになり、出来は良かったと思っている。
悲しい時や落ち込んだ時、私はテレビのお笑いに相当救われたし、笑っている時は、歪んだ気持ちにはならないので、今日まで笑いのオチにこだわっているわけである。
辻さんは独自の世界観を自由に綴っている。
私はそんなに特異なものはないはずだと思っていたけれど、どうやら多少、おかしな所はあるらしい。
どうやったら笑いを集められるか…そう考えてブログ書いていたが、自分だけウケているかもしれない。
もしそうであっても、昭和のダジャレに磨きをかけて、楽しもうと思っているのである。