「あ〜お金ない〜」
先日マジ子と一緒に仕事した。
その帰りはほぼ2人で食事するパターン。
その食事の席で、私達は嘆いていた。
ブログレギュラーのマジ子は、来年大学受験を控える息子の、学費のせい。
私は、やたら医療費のかかる病気のせい。
焼肉屋さんに入って、特選カルビセットをジュージュー焼きながら、ぼやいている。
「どうやったって、お金ないわー」
「本当よねー、今月のカードの支払い、やばい」
ブツブツ言いながら、肉を口に運び続ける。
マジ子は、この春、長女も中学生になるため、その準備のお金が半端ない。
私は私で、高額医療費は続くし、夏から通っている歯医者でもお金がかかり、2人共、火の車である。
「給料は上がらないし、やんなっちゃうよ」
会社に、文句を言い始めた。
「あ、ビール下さーい」
「ラーメンも食べちゃおう」
もう、やけ食いである。
私達は、正社員で、拘束時間が長い。
マジ子は遅くなった時に、子供らに「ウーバーイーツ」で食事を買ってやる事もあるし、私も外食は多い方だ。
今日も帰りにマジ子は子供らにマック買って帰らねばならないし、途中寄った大丸デパートの、お菓子売り場で、私も要らんものを沢山買っている。
「お菓子美味しそー」
私達は「辛抱する」という事が出来ないらしい。
その「お菓子」1つが問題だという事に気が付いていない。
「カードで」
お財布の中にある現金で、買いなさい。
お金の神様はきっとそう言っている。
「本当に、買い物なんか最近全然してないのに、お金ないのよね」
「そうそう、旅行とかしたわけでもないし」
イヤイヤ、今、たらふく肉食べて浪費したばかり。
「地下鉄で帰るの面倒になっちゃった。タクシーで帰ろうかな」
普段車通勤の私は、公共の乗り物に、乗りたがらない。なんて贅沢な…。
問題に、ぶち当たった時、我々はお金で解決するタイプではないのか…。
そんな臭いのする2人なのである。