いよいよ満を持して!じじさまの真骨頂、タコ10のお話になります。
(満を持して...って単に書けないままズルズル3週間以上が過ぎただけなんだけど)
...いきなり気勢を削がないように。
ああ、これまで何度同じタイトルを書いては本文終了後に変更したことか...
(↑つまり前々から書くつもりでいながら脱線だけで終わっていた)
今日こそは!
あの深い深いタコ10を!
と言いたいところなんですが...
(また時間経ち過ぎて忘れたとか...抜かさないよね~?)
抜かしません。
いや細部はとうに抜けているけども。
(やっぱり)
ただそれ以上に...
(それ以上に?)
わからないんです。
(は?何が?)
この曲の性格が。
(寝てたのか?)
とんでもない!
先週土曜の演奏会じゃあるまいし。
「...」(←先日来クソミソの指揮者)
コンサート始まるまでは、場合によっては寝てしまうのではと心配だったのだけどね。
(ほー、じじさまのコンサートで寝ようと)
寝ようと思ったのではなく、寝てもおかしくない状況だったの!
何しろ当日クリニックの診察が午前中だけだったからそれに間に合わせるために6時前に起きたのだ。
(おお!)
せっかく久しぶりでエアドゥ乗ったのに、無料ドリンクサービスも無視して、楽しみだった機内誌も読まずにひたすら仮眠。
何といっても5時間ちょっとしか寝てなかったからなぁ。
手の手術を前提に、術後しばらくは大きな手作業はできないと、前日1日がかりで衣替えから大掃除(?)まで全部やって、3泊分の荷造りして寝たのが12時過ぎ。
手術がなくなったとはいえコンサートに行く頃にはもう文字通りぐったりで、席座ってからも目がふさがってきそうな状態。
それでも!
起きてたんだよ、前後半ともずっと。
特に後半は寝るどころではなく...
ああ、聞いてるか?エリシュカじじー。
先週土曜はそこまで眠くはなかったのに、寝たんだよ。
ああ、わかるか?この違いが。
(お年寄りに絡まないように)
それでいくならじじ様の方が相当なお歳!
なのに...
どこから来るんだろう、あの物凄いエネルギーは?
あんなにも内面的で難解な曲をあれほどまでに深く掘り下げて聴かせてくれるとは...
じじさまー!うるうるうる...
だったんだけど...
(けど?)
よくわからないのだ。
(何が?)
だから曲の性格が。
(やっぱり寝てたんじゃないのか?)
起きてたってば!
起きて目はランランとじじさまを見つめ...
じじさまってば、ダイエットして動きが軽やかになった分、動きも多くなってたね。
前は超省エネ型「ぽい指揮」だったんだけど。
いや振付などこの際どうでもいい。
(振り付け?)
幸いこの時は邪魔をするクソじじーの類もなく、最初から最後まで耳を研ぎ澄ませて演奏に集中していたのだが...
それでもわからない!
あまりに内面的、あまりに難解。
(サルにとっては)
私はこれまで音楽は好き嫌いだけで判断してきたが、タコ8とタコ10だけはそれだけでは済まないような気がする。
好きか嫌いかだけなら勿論、どちらも大好きだ。
但しゲルちゃんかじじさまが振った時に限る、としないとならないけど。
他ではまるで全く無意味な演奏だったのだなーと改めて思う。
だがせっかく本物の演奏に会えても、いやタコ8はうるさいじじーの邪魔が今も無念で無念で、あのじじーに道で会ったら殺しかねないが...
(...)
しかし例え邪魔がなかったとしても、やはり今回のタコ10のように、理解できなかったのではなかろうか?
(それで殺すなよ)
どちらも1度で理解するにはあまりに内面的で深すぎる!
そしてこんなにも理解したいと思った曲もこのタコ8とタコ10が初めてだ。
同じタコさんでも5番や11番の方がずっと分かり易い。
そして5番や11番も大大大好きだ。
だが8番や10番はまず理解したい。
もっと理解して味わい尽したい-!
(サルの分際で生意気だぞ)
うう...
このコンサートのチラシのキャッチコピー:
この音楽が答えです。
これがショスタコーヴィチなのです。
じじさまは何と、生前のタコさんと親交があったそうな。
タコさんの苦悩を直接知り、ソ連時代の芸術家としての苦悩も体験したであろうじじさまが体現してくれたその演奏は...
あのお歳であれだけの曲をあれだけ掘り下げてあれだけにするには精神的にも肉体的にも相当きつかったと思うのに...
じじさまー!!
じじさまがそこまでして出してくれた答えが...
私にはまだ未解明なのですー!
「サルには無理だろう」(←じじさま)
...
だからもっと聴きたい。
ゲルちゃんのタコ8もじじさまのタコ10も!わかるまで聴きたい!何度でも!!!
そして今回わからないままではあったが、大いなる感動に包まれたのもまた事実。
この辺もゲルちゃんの時と似てるなぁ。
もしかしてこの2人って、多少共通項があるのかな?
タイプはちょっと違うみたいなんだけど。
例えば緊張感で言えば、ゲルちゃんの方がもっと物凄い緊張感を強いられた。
まあ曲のタイプの違いもあるのかもしれないけど。
共通するのはとにかく深い深い内面の掘り下げ、という点か。
でもそれができる人が本来の指揮者なんだよなぁ。
土曜日、アンケートに書いてきた1部:
「楽器が鳴っていれば音楽」なわけではなく、そこに「何か」があってこそ!そういう「何か」を持った、"音楽"を聴かせてくれる指揮者の招聘を切に望みます。
それが...ゲルちゃんであり、じじさまであり、そしてアルミンクさんなのだ。
アルミンクさんはまたかなり毛色が違うけど。
でもそういうものを持っている人だけが本物の指揮者であり、そういう指揮者が振った時しかその曲の真髄には近付けない...
つまりそれ以外は聴いてもムダ!とさえ言えるのだ。
(どうにかならんか?その身も蓋もない言い方)
これが私にとっての真理なのだ!
(...)
じじさま、札幌に来てくれないかなぁ?
気候も東京なんかよりずっとロシアに近いのだし。
次に来日するのはいつかしら?
来日するまで生きててくれるといいのだが。
(こら!)
じじさまー!!
まだわけわかってないけど、ありがとー!!!
また来てねー!!!