この前NHKの歴史ヒストリアを風呂で見た。
(風呂でしかテレビを見んのか、おまえは)
何処で見ようと私の勝手。
こんな所にテレビがついてて当惑したのは当の私。
(シャレか?)
いえ...
で、これも途中からだったんですけどね。
桂小五郎の特集だったので興味を惹かれて見ることにしました。
(いつの話だ...)
前にも書いたように(何だぁ?) 桂は好きなんですよ、私。
同じ中で上杉謙信に次いで坂本竜馬が好きだと書きましたけどね、何か最近とことん順序が下がってます。
別に順序付けてるわけではありませんが、昨今何処でも竜馬竜馬と騒いでるのを見てるとどんどん冷めてきまして。
(↑相変わらずあまのじゃく)
あまりに下らん今の大河のイメージも重なって(あれから見てないけど)、何か竜馬自身まで下らなく見えてきてしまうというか...
今年の大河が終わってブームが去ればまたイメージも変わると思いますけどね。
(↑とことんあまのじゃく)
いや別に私だって大勢に逆らいたくてそうしてるわけではなくて、本当に嫌になってくるんだからしょうがないじゃないの。
で、小五郎君です。(小五郎君?)
やっぱりいいなぁ。
本当に繊細で真面目で情に溢れる人だったんだなぁ。
しかも頭が切れる。
私は頭が良くてブレない人が好きです。
(もしかしてクソバト へのイヤミか?)
バカは嫌いだ。
(サルの分際でよくもまあ)
だから思想信条は相容れなくとも石破カバ君もやはり憎めない。
(何故突然現代に話が飛ぶ)
桂君(または木戸君)はちょっと弱い所もあったそうだけど、それも寧ろあまりに純粋であったが故の深い苦悩によるもので、芯は強かったような気がする。
驚くほど純粋で一本気。
今の政治家にはいないタイプですね。
まー日本に限らず大物が出にくい今の時代ですけども。
強いてあげるなら岡田君 が少々近いものを持ってるかな?
あれよりはずっと小粒だけども。
木戸君が早世したのはやはり心労からだったと思うなぁ。
その辺については維新3傑 をどうぞ。
あれだけ繊細で情に溢れる人ですからね。
時代に取り残され居場所を失くした武士(士族)の哀しみ苦しみは重くのしかかっていたことでしょう。
そうした幕末士族の遺児達を敵味方なく援助していたとか。
これは知りませんでした、感動。
(↑こういうことではすぐ感動するサル太郎)
しかし小五郎君(言い方を統一せい、紛らわしい)が美男で有名だったというのは初耳でしたな。
写真は何枚も見たことあったし、まあ好きな方の顔ではあったが。
いかにも実直そうで。
(↑暑苦しい顔 が苦手なサルです)
でも同時代の美男で有名だったのは新鮮組の土方歳三だと思ってた。
別に写真見ても大したことないが、それは当時の撮影技術や機材のせいで、本物は大層な美男だったのだと聞いていたが。
別にどうでもいいけど、ああいう器の小せー男は。
頭は切れたらしいが、最後まで目先や自分の周りのことしか見えてない。
この辺がね、違うのよね、桂君達とは。
無教養な武士でもない者が武士になりたくて武士らしい振舞いをしようと徒党を組むと、これほど悲惨で陰惨な集団ができるのかという見本ですな、新鮮組は。
やっぱりバカは嫌いだ、ブレてなくても。
(ファンに殺されるぞ)
ミーハーファンがいるところも嫌いだ。
何故あんなにミーハーが多いのだろう?
(火に油を注ぐな)
嫌いなものは嫌いなのだ。
それはともかくやはりあの時代辺りで言うなら例えば榎本武揚なんかの方が写真で見る限りはずっと美男だったと思うんだけどな...
土方なんかより。
何かね、あの時代の突出した人物って今の政治家からは思いも及ばないような美男揃いなんだよね。
外相の陸奥宗光も確か割といい男だったと記憶しているが...
何でかな?
時代が下るにつれてどんどん変な顔ばかりになってくんだけども...
(ミもフタもない言い方だな)
顔の話はどうでもいい、顔の話は。
とにかくだな、桂君には惚れ直したぞ。
「メーワク 」(←桂君より)
...
あ、榎本武揚と言えばね、阿部公房の『榎本武揚』は傑作ですな。
フィクションですけども。
作家としての力量をまざまざと感じさせる作品と記憶しています。
凄い人ですね、やはり。
(なんて1冊読んだくらいで言うな)