最近のちょっとむかついた小さな新聞記事。
サルコジ仏大統領の次男(23)がある政治機構のトップに任命されたそうな。
この次男、学生でありながら既に県議を務めているそうだが、さすがに今回は親の七光りだと与党内からも批判が出ているらしい。
さすがあのオヤジだよな。
今回の件にオヤジが直接絡んでるのかは知らんが。
私はサルコジが嫌いだ。
大統領になる前、如何にも大衆受けしそうな政策のみこれ見よがしの劇場型リーダーシップ(?)で強引に押し通し、人気を煽っていた手法にはデマゴーグ(衆愚政治家)の臭いがふんぷんとしていた。
大統領就任後は多少手法が変わったみたいだが、やっぱり嫌いだなぁ。
そういえば日本にもいたなぁ、似たようなデマゴーグが。
今の日本の惨状の元凶の一端(大半?)を担いながら、のうのうと息子に地盤を譲って引退した今も何故か人気が高い(らしい)。
首相就任直後ぐらいに側近(?)の一人が明かした国民の支持を盛り上げる為に使った策を思い出す。
何でも政治を真面目に取り上げる類のメディアを後回しにし、普段そういう記事を扱わないメディア、女性誌とか漫画誌とか、の方に徹底的にアピールしたとか。
なるほどね。
生活も世間の空気も息苦しくなった中で、1円2円安いスーパーを探して駆け回っているおばさん達が、その一方で今だ「純ちゃーん」とやっているんだろうか?
...情けない...
さて、フランスの方。
私がサルコジオヤジを嫌いになった最初のきっかけは、実はかなり個人的感情に依拠している。
何と言うか、私の中にも多少の愛国心というものがあるらしく、あのオヤジの言動がその逆鱗に(?)触れたのである。
余談だが私は普段はナショナリズムというものを寧ろ恐いと感じている。
長年住んでいた国で、巷溢れる国粋主義者(?)の狭量さにも辟易していた。
自民党の一部のオヤジ達が植え付けたがっている「愛国主義」とやらも「けっ」てなもんである。
だがその一方で日本人である事には並々ならぬ誇りを持っている。
この辺は寧ろアイデンティティとか自信と関連するからだと思うが。
日本人の皆さん、自信を持ちましょう。
まぁそれはいいとして、事の発端はあのオヤジと前大統領シラク氏との確執。
実は私はシラク氏も元々はあまり好きでなかった。
パリ市長時代の裏金疑惑(?)とか、この人もあまりクリーンな政治家には見えなかったからね。
それが、実はシラク氏は大の日本びいきであるとわかってからは、どうしても憎めなくなった。
うーん、いかんなぁ、そんな理由で見方を変えてしまっては。
と思っても、こればかりはしょうがない。
シラク氏は日本文化にも精通し、愛犬の名はスモウ。
聞けば外交面でも日本への助力を惜しまなかったとか。
勿論国益に反しない程度にね。
そのシラク氏の政敵(?)として頭角を現してきたのがあのサルノコシカケオヤジ。
ライバルを貶めたい一心で日本を侮辱したのだ。
国際問題になりかけたから覚えている人も多いと思う。
発言内容自体は他愛無い、幼稚なものである。
確か「相撲は知的なスポーツとは言えない」とか、「京都は退屈だし東京は息苦しい」とかそんなもん。
無意味と言えば無意味である。が...
やっぱり頭にくるぜ!
単にライバルを蔑みたいが為に政治家の身で安易に他国を侮辱するのはどうかと思う。
以来このオヤジが大嫌いである。
ところでシラク氏のその又前のミッテラン元大統領。
氏が定例記者会見か何かで「あなたには隠し子がいるそうだが?」と聞かれて「それが何か?」と切返した話は有名。
いいよねー、こういうの。
政治家としての資質や思想とプライバシーは別なんだからさ。
クリントン(旦那の方ね)のルインスキー問題の時にも「そんなことどうでもいいじゃないか」と思いましたもん。
クリントン氏のゲテ趣味には驚いたけど。
当時いたヨーロッパで会った「アメリカ is No.1 だぜ」女性―日本人なんだが...思想形成上最も重要な時期を米で過ごしたせいか、完全に上の思想(?)を叩き込まれていた...―曰く、クリントン氏のゲテ趣味は米では有名なんだそう。
ヒラリーも結婚当初は物凄くダサくて髪の色も違い、寧ろ(整形で?)美人になったから氏が他の女に走り始めたというのが一般のアメリカ人の見方だそうです。
...世の中には色んな人がいるものです...
...どうでもいい低次元な余談になってしまったところで今日は終わり...