ある港でのこと。

前を通ると、
「お飲み物はいかがですか?」
などと、語りかけてくれる自動販売機があった。
おじさんがその自販機で普通にジュースを買って、
ごくごく普通に去っていった。

それを見たむすめが一言。
「おじさん、ありがとうってゆわなかったねえ。どうしてゆわないんだろ?じゅーすくれたのにねー。」

「…。」

もらったらお礼を言うのは当たり前ですが、

自販機にありがとうを言うなど考えもしませんでした。

時々、大人が思いもつかないことを言うので、
子どものことばを聞くのはとてもおもしろい。

ほかにも、
お風呂に虫がいて
「あついからむしさんは、おふろはいっちゃだめだよ~。
あしゆだったらいいよ、ちょうどいいからねー。」
と、虫にしゃべりかけたりもしていました。

そのときにしかない彼女のつぶやきを、
できるだけ逃したくないと思う今日この頃です。