韓国TV■梅雨時に注意することは？「建物崩壊」

最近のソウルにはスタイリッシュな高層建築が多く存在しますが、その一方で取り残されたような住宅もたくさんあります。見た目がみすぼらしいとかそんな話ならまだいいのですが、住居として危険だとすれば深刻な話です。

映像出処： TBS (Korea) 2013.07.02. 


大規模な建築物はさすがに一定のチェックがされるようにはなっているようですが、問題はそういうチェックすらないような中規模以下の建築物です。


本編中に出てくる「ワウアパート崩壊事件」とは、1970年に発生した出来て4か月の新築マンションが崩落した事件のことです。70年といえば厳しい軍政時代でした。関係者は厳罰に処されたはずだと思うのですが、それで業界が健全化したわけではなく、その後も韓国の建築業界は同じような惨禍を繰り返していきます。90年代には世界的に有名な「聖水大橋崩落事件」「三豊百貨店崩落事件」が起きています。どれも賄賂資金を捻出するため建材を減らしたために起きた事件でした。

韓国TV■ストリートファイト女と見物人たち

先月光州の繁華街で、白昼堂々男女二人が乱闘劇を起こしたとか。と言っても女性の方が一方的に殴っていたらしいのですが。映画「猟奇的な彼女」を地で行くような事件です。

野次馬がその一部始終を携帯で撮影し、facebook や Twitter、動画サイトなどに続々アップ。その日のうちにこの「ファイター女」は韓国全土の話題になったそうです。

映像出処：Channel A 2013.06.27.

その際問題になっていたのが、野次馬の大部分は止めようともせず撮影に熱中し、挙句の果てはもっとやれと女をけしかけていたこと。このニュースでもレポーターが市民意識云々と言っていたように、傍観者的な態度は良くないという意見が多かったようです。

もっとも、このケンカは内容も発端も不明で、痴話喧嘩なのか行きずりの争いなのか、はたまた別の理由があるのかよくわからず、「何かの広告じゃないか」「目立ちたがり屋のパフォーマンスか」という見方もあったようです。

韓国TV■首脳会談したければ日本は認識を改めろ

この12日開かれた斉木次官とユン・ビョンセ外相との会談。日本のメディアは「立場を述べ合った」「意思疎通を密にしていく考えで一致」と伝えています。例えば次の記事など。

■斎木外務次官:韓国外相と会談、緊密な意思疎通で一致（毎日jp）

http://mainichi.jp/select/news/m20130713k0000m010082000c.html

しかし韓国メディアの報じ方はこの映像の通り。日本の方が困って関係改善を持ちかけ、韓国が拒絶していると主張。「えっ、そうだったんですか」としか言えません。

映像出処： YTN 2013.07.12.

そもそもどうして日本の方にそこまで関係改善を急ぐ理由があると考えるのでしょうか。中韓が接近して日本が焦っていると思うのでしょうか。

むしろ関係改善が必要なのは韓国の方でしょう。これ以上中国への傾倒が進んでしまうと、韓国は中国の勢力下から抜け出られなくなってしまう恐れがあります。対北戦略上、中国とは密な関係が必要なのは理解しますが、これ以上中国に依存するようなことがあれば危険でしょう。

今後中国の言いなりにならないためには、もう一つの地域大国である日本との関係が重要なはずなのですが…。