動詞 ซ้ำรอย （ sám rɔɔi ）
【 意 味 】 二の舞になる
【 例 文 】 ผู้เชี่ยวชาญไวรัส เผยผลตรวจพบสุนัขติดเชื้อ "พิษสุนัขบ้า"เพียบ ลุกลามทั่วกทม.-ปริมณฑล จี้สธ.บอกความจริง หวั่นวางเฉย เกิดปัญหาระบาดหนักซ้ำรอยจีน
《解説》
この単語には、「前の轍を踏む、二の舞になる、繰り返す、再び起こる、繰り返し行う」といった意味がある。
分解すると、ซ้ำ は「繰り返す、再び起こる、繰り返し行う、重複する」「たびたびの、繰り返される、再発する」「おまけに」、รอย は「痕跡、形跡、あとかた、傷」「名残」「跡、印などの類別詞」といった意味がある。全体では、＜痕跡・形跡を再び起こす＞の趣旨から来ているのであろう。
ซ้ำรอยจีน では、＜中国の痕跡を繰り返す＞の趣旨で、「中国の二の舞になる」という感じだろう。
上記例文は、バンコクにおける最近の狂犬病の状況について取り扱ったネット記事からのものだ。
เตือน'โรคพิษสุนัขบ้า'ลาม จี้สธ.อย่าปกปิดซ้ำรอยจีน!
วันอังคารที่ 19 เมษายน 2559 เวลา 12:11 น.
http://www.dailynews.co.th/regional/392556
上記例文は、上記記事のリード部分にあたる。
同記事によると、タイの現況は、狂犬病をコントロールしたとされた10年前の中国の状況に似ているということらしい（その5年後には、年間5-6千人が発症・死亡することになった由）。タイでも以前は、真剣に取り組んでかなりコントロールしたけど、かなり減って安心してサボっている内に、広がり出したということらしい。
なお、狂犬病の犬に噛まれた後でも、14日以内にワクチンを打てば発症しないとされている（昔、噛まれたことがあって、記憶によると当時は、5回打つ必要があって、3回打った後に噛んだ犬に発症していないようならその後は打つ必要がないと言われたような気がするが、最近はどうなっているのだろう？）。
上記例文中、ไวรัส は、英語の "virus" の音訳。
เชื้อ "พิษสุนัขบ้า" は、＜「狂った犬の毒」の菌＞の趣旨で、「狂犬病の病原体」という感じだろう。なお、「狂犬病」は โรคพิษสุนัขบ้า 。
เพียบ は、「（舟が沈みそうなほど）荷物を積んだ」「病気が重態の、重傷の」「たくさん、豊富に、おびただしく」の意味。
ลุก は「起き上がる」、ลาม は「広がる、蔓延する、拡大する」の意味で、ลุกลาม では＜起き上がって広がる＞の趣旨で「急速に蔓延する」の意味。ปริมณฑล は「外周、周囲、周辺、境界」といった意味があり、ลุกลามทั่วกทม.-ปริมณฑล では、＜バンコク及びその周辺全域に急速に蔓延する＞の趣旨。
จี้ は、以前 2015-11-4に記事にした単語で「くすぐる、指でつつく」「（刃物や銃で）強制する、強奪する、強盗する」「働き掛ける、工作する、後押しする」といった意味があり、สธ. はกระทรวงสาธารณสุข の略で、จี้สธ.บอกความจริง では、＜厚生省に事実を言うよう働き掛ける＞の趣旨。
วาง は「置く、おろす」「（人などを）配備する」、เฉย は「意に介しない、無視する、気にかけない」「じっとして、静かに」「平気で、意に介せず、無関心で」「勝手に、ずうずうしく」といった意味がある。วางเฉย では＜置いて意に介しない、無関心で置く＞の趣旨から来て「無視する、ほったらかす、放置する」という感じになるのだろう。
หวั่นวางเฉย เกิดปัญหาระบาดหนัก では、＜置いて意に介しないのは、激しく流行する問題を起こすを恐れる＞の趣旨。
直訳すると、
＜ウィルスに熟練している者は、「狂った犬の毒」の菌を付ける犬を見つけるのを調べる結果について、たくさんであり、バンコク及びその周囲の全部に急速に蔓延する、と明らかにする／厚生省に事実を言うよう働き掛ける／置いて意に介しないのは、激しく流行する問題を起こし、中国の痕跡を再び起こすを恐れる＞
みたいな感じだろうか。
【 英 語 】 to repeat, recur, reiterate
【 類義語 】 ย้ำ
【例文和訳】 ウィルスの専門家は、狂犬病の病原体に感染した犬が見つかるかを調査した結果について、多数がみつかり、バンコク及びその周囲全域に急速に蔓延していると明らかにした。厚生省に事実を言うよう働き掛けている。放置して大流行の問題を引き起こし、中国の二の舞になるのを恐れる。