NPOゴールゼロさまよりリブログです。

ノネコ(注1)なんて呼ばれてしまった猫たちのことを守るために動いてくださっています。
ありがとうございます🙏
注1:動物愛護法においてネコは愛護動物であり、行政もなるべく殺さない方向で動いています。
しかし、鳥獣保護法においてノネコは野生動物の一種であり狩猟対象として認められているため、
猫といえば動物愛護法であると広く認知されている・おまけに改正が入るという注目もされている時期に、
わざわざ別の法からそんな位置付けを引っ張り出して来て、ノネコだから殺処分するのだそうです。

宛先にUNESCO・IUCNが、環境大臣や県知事と並んで入れられたことが意義深いと思います。

5万人もの人ノネコの殺処分を得策ではないと言っています。

ノネコの殺処分は、
アマミノクロウサギの命を守ろうとして行われるものというよりは、
世界遺産の一部である稀少なアマミノクロウサギの数を保つために行われる方にウエイトが置かれているものだということが、
一連のことを見て読み取れてしまいます。

なので、これらのことを進めている人たちに、
ネコの命も大切だ!唯一無二なんだ!と叫んだところで、
心に響くことはないと思います。

それならば、
その所業が(今回の場合【世界遺産】という)目的に沿ったものではあり得ないということを、
それを担う機関であるUNESCOに、
声を上げている人々の数でお伝えするのはとても大切なことだと思います。

*

推定600〜1200頭とされる
ノネコを殺処分してでも世界遺産登録を目指そうとする姿勢が、
いかに『政治的』で『経済的』のみに基づくものであるか。

小さな命への姿勢は、
人間のあり方にまで派生するものであるのだから、
UNESCOが、
殺処分の血に染まった島を
世界遺産登録できるものと判断するのならば
UNESCO憲章に背くことになるのではないかと、私は思います。

以下引用

【UNESCO憲章 前文】

この憲章の当事国政府は、その国民に代って次のとおり宣言する。
戦争は人の心の中で生れるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。
相互の風習と生活を知らないことは、人類の歴史を通じて世界の諸人民の間に疑惑と不信をおこした共通の原因であり、この疑惑と不信のために、諸人民の不一致があまりにもしばしば戦争となった。 ここに終りを告げた恐るべき大戦争は、人間の尊厳・平等・相互の尊重という民主主義の原理を否認し、これらの原理の代りに、無知と偏見を通じて人間と人種の不平等という教義をひろめることによって可能にされた戦争であった。
文化の広い普及と正義・自由・平和のための人類の教育とは、人間の尊厳に欠くことのできないものであり、且つすべての国民が相互の援助及び相互の関心の精神をもって果さなければならない神聖な義務である。
政府の政治的及び経済的取極のみに基く平和は、世界の諸人民の、一致した、しかも永続する誠実な支持を確保できる平和ではない。よって平和は、失われないためには、人類の知的及び精神的連帯の上に築かなければならない。
これらの理由によって、この憲章の当事国は、すべての人に教育の充分で平等な機会が与えられ、客観的真理が拘束を受けずに探究され、且つ、思想と知識が自由に交換されるべきことを信じて、その国民の間における伝達の方法を発展させ及び増加させること並びに相互に理解し及び相互の生活を一層真実に一層完全に知るためにこの伝達の方法を用いることに一致し及び決意している。
その結果、当事国は、世界の諸人民の教育、科学及び文化上の関係を通じて、国際連合の設立の目的であり、且つその憲章が宣言している国際平和と人類の共通の福祉という目的を促進するために、ここに国際連合教育科学文化機関を創設する。

引用以上