みなさま、こんばんは！
思春期・発達障害療育専門カウンセラーの飯塚ひろみです。
このブログでは
「思春期・反抗期・発達障害でも良い親子関係を築けること、また、100点を目指さない自然体での自分で育児ができる方法」
について、あれこれ書いています
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発達障害の子どもとの日常生活＆療育シリーズ。今回はカミングアウトについて、みていきたいと思います
医師から発達障害があると診断を受けた、またはグレーゾーンだと言われた…という時、子どもに伝えるかどうか考えますよね。
すぐには伝えなくても、ゆくゆくはカミングアウトをし自己理解をさせていかなければな、と考えている方も多いのではないでしょうか
さて、我が家はどうしたのかと言うと小学5年生の時に、
1度目のカミングアウト
をしました。
医療機関や教育機関、スクールカウンセラー、担任の先生との毎日のやり取りなど、自分が周囲と違う事に気付き始めたのがこの頃だったのですね。
で、
「俺ってバカなの？」
と、唐突に言い出したことと、周囲との衝突も絶えなかったので
「ここが言う時期なのかなぁ」
と、カミングアウトを決意しました。
先ほど「1度目の」と書いたのは、実は1度では伝わらなかったからなのですね（笑）
「あなたには発達障害という障害があるんだよ」
と言いかけた際に「障害」という言葉が息子のNGワード（パニックの引き金）に引っかかってしまい
「俺って病気なの？どこか悪いの？！」
と、混乱してしまったのですね…
確かに、発達障害は風邪やケガとは違いますし、どこかが痛い訳でも辛い訳でもありません。
そこに想像する力が弱い特性や、何かに置き換えて考える力が弱い特性があるので益々理解ができす、ただただ困惑するばかり…
「うーん、このままではただ混乱するだけだなぁ…」
と、頭を悩ませた私は「障害」という言葉を他の言葉に変えられないか、考えました。
そこで浮かんだのが「障害→マイルール」
この時も
「発達障害ってなんだろうか」
「発達障害って言葉にバリエーションを持たせるには？」
などなど、自問を繰り返しながら見つけて行きました。
「あなたには素敵なマイルールがあるんだよ」
と息子に伝えたところ、ピッタリフィット（笑）
更には
「他のみんなにもマイルールがあるの。あなたとは少し違うだけ」
と、続けて話すと落ち着いて聞いてくれました
とはいえ
「自分が発達障害である」
と、この瞬間に認識した訳ではないな、というのも感じていました。
段階的に伝えることが大切なんだなぁと感じつつ、普段の会話の中にも「マイルール」という言葉を盛り込んで行くことを決め、現在に至ります。
最近は発達障害という言葉を使っても驚かなくなりました
今でも「障害」という言葉は嫌みたいですが、マイルールであることのほうが大きいようなので、友達や大切な人にもそう伝えているみたいです。
「俺、大学に入って落ち着いたら病院に行くわ」
「なんで？」
「精神科医の口からリアルに俺の事聞きたい」
「分かった、いいよ。しばらく受診していなかったし、大人になってもずっと診ていただける新しいお医者さんに予約を入れておくね」
こんな感じで話が流れて行きます。
診断を受けた時は小学生だったので、全く覚えていないのだそうです（笑）
カミングアウトの時期はご家庭のよってそれぞれだと思います。
カミングアウトをして「安心した」「スッキリした」というご感想もあれば
「余計に不安になった」
「将来に絶望してしまった」
というご意見もあったりします。
心理士によっては「癌の告知と同じくらいの配慮を」という方もいます。
私が息子を育てながら感じたのは、
発達障害であることを自然と受け入れられる日常生活作りと自己肯定感の育成
だと思います。
障害があるから上手くいかない、躓きがあるという際は
「あなたにはマイルールがあるからだよ」
と言ってみるのも一つの方法ですので、役立てて欲しいなと思います
次回も療育について見て行きたいと思います！
飯塚ひろみ
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日本初にして唯一の思春期・発達障害療育専門カウンセラー（個別カウンセリングは母親限定）
家族 夫、高校3年生息子、小学5年生娘の4人家族。
旦那さんのいるお店 → 「ビフトロ バイ ラ コクシネル」
出身 栃木県佐野市 44歳 4月26日生まれ。東京在住。
趣味 人間観察 サブカルチャーほか、思春期・反抗期・発達障害について日夜考察・研究
2016年4月26日 「思春期教育研究所アジュガ」設立
非営利団体「発達障害の会ajuga」設立
2018年7月27日 「一般社団法人コミュニケーション研究所アジュガ」設立
業務内容 個別カウンセリング 講演会・ワークショップ・企業研修
公立小学校・私立高校・インターナショナルスクール・地域での講演会、企業研修、就労事業所A型・B型での実績あり。都立田柄高校、東久留米総合高校キャリア教育「ドリームプランプレゼンテーション」授業サポート経験有り。教育新聞紙面版・電子版掲載。
※お子さまの思春期・反抗期・発達障害でお困りの方、人材育成等、社内の人間関係改善をサポート、働きやすい職場の研修をさせていただいております
資格一覧
・中学校教諭一種免許 ・高等学校教諭一種免許
・一般社団法人 日本総合教育支援会認定 臨床心理支援技法士
・内閣総理大臣認定NPO法人 コミュニケーション能力開発機構 メンタルコーチ1級・心理セラピスト1級
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