みなさん、こんにちは!
思春期専門カウンセラーの飯塚ひろみです
今回は「子どものタイプ別、夏休みの宿題の取り組み方 最初にまとめてやる子編」のお話です
さて、みなさま、もうすぐ夏休みですね…今のご心境はいかがでしょうか?
・早起きしなくて済むけど、一緒にいる時間が増えるからケンカも増える
・1日3食作らなくちゃいけないから面倒
・部活や習い事があるから、結局いつも通りの生活
と、子どもは夏休みでも、お母さんの生活はこれまで通りか、もっと忙しくなったりしますよね
そして、何よりもお子さんの
夏休みの宿題(課題)
に頭を悩ませるお母さんが多いのではないでしょうか?
夏休みの終わりに、親子でバトルしながら宿題を片付ける…サザエさん宅のような光景はもはや日本の夏の風物詩でもありますものね
さてさて、この宿題の取り組み方については、お子さんによってタイプがあります
・夏休みに入ってすぐにまとめてやる子
・夏休み中、決まった量をコツコツと毎日やる子(ワカメちゃん、しずかちゃんタイプ)
・夏休みの最後にまとめてやる子(磯野カツオくん、ちびまるこちゃんタイプ)
と、この3タイプに分かれます
今日はこの中から「最初にまとめてやる子」についてお話ししたいと思います!
夏休みに入る前から
宿題は最初に全部終わらせて後は思いっきり遊ぶんだ!
と、気合を入れているお子さんもいると思います
お子さんからこのような言葉を聞くと、お母さんとしては、
最後にまとめてやられるよりいいかな
と、思ったりしますよね?
確かに、夏休み最後に時間と闘いながら慌ててやるよりも、精神的にも追い詰められることがない分、良い学習方法だとは思いますが、一つ注意点があります
それは
まとめて終わらせた後は一切勉強という勉強をしない
という子がほとんどだからです(本人の言い分は、もう宿題終わらせたんだからいいじゃん!です)
先に終わらせてしまうタイプのお子さんを見てみると、慎重・心配性の子が多いんですね
なので、
・夏休みの最後に宿題が終わっていなかったらどうしよう
・宿題が提出期限に間に合わなかったらどうしよう
という気持ちから、モチベーションをあげて一気に取り組んでいるケースがあるので、一見良いことかのように思いますが、宿題を終わらせた後は
・もう勉強したくない
・もう課題なんてみたくない
と、燃え尽き症候群になってしまう場合があるので注意が必要です
行動を起こすのに、気合いでモチベーションを挙げるのは悪いことではありませんが、気合だけだと一時的な効果しか得られないので、持続させることが困難なのです
なので、適切な声掛けをしながら継続的に勉強に取り組む姿勢と環境を整えてあげましょう!
せっかくの長い夏休み、何もしないのはもったいないですからね
このタイプのお子さんの行動原理は先ほどもお話しした通り「心配=不安」だからなのです
なので、お母さんはこの不安を安心に変えてあげるような声かけをしていきましょう!
まずは
・先に宿題を終わらせるなんて偉いわね
・課題を最初に取り組むんて、前向きで良いわね
・もう宿題が終わったから心配ないわね
と、宿題に取り組んだことを認めてあげましょう
こうした声掛けで、お子さんは自分が取り組んだことを受け入れてもらえて
・まあね
・別に大したことじゃないけど、頑張ったかな・・・
・うん、終わってほっとしたんだ
と、これまで焦りや不安の中にいた気持ちが落ち着いてきます
終わった後はまだ次のことは考えられないような状態なので、好きなことをさせたりしながら見守りましょう
ここでポイントなのが、
ダラダラしていてもお小言を言わない
ということです
本人はもう宿題を終わらせて「これでもう良い」と考えていることがほとんどです。
そんな時に、お小言を言われても
もう宿題済ませたんだから文句ないでしょ?
と反発されてしまうので、言うのはやめましょうね。特に反抗期を迎えている場合は、否定的な意見はNGですので注意しましょう!
8月中旬くらいになってきたら少しずつ
・2学期の授業の準備をしてみたら?
・せっかくだから予習してみたらどうかな?
・今から2学期の準備をしていると楽に進めると思うよ
と、「勉強をしなさい」ではなく「勉強の準備をしておくと安心だよ」というメッセージが伝わるような声掛けをしてみてください
このタイプのお子さんは「安心」の部分を刺激されると行動に移そうと思えることが多いので、お母さんはお子さんの様子をみながら声掛けしてくださいね
あ!くれぐれもこの手のタイプに「不安を煽る」ような声掛けはNGですよ~!
勉強=恐怖
にならないよう注意してくださいね
さて次回は「子どものタイプ別夏休みの宿題の取り組み方 コツコツ編」です!
お楽しみに!
思春期教育研究所アジュガ
代表 飯塚ひろみ
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子ども時代は部屋で本とピアノばかり弾いている日々だったが、 行動派な姉に連れられ、野山を駆け巡る。
音大卒業後はピアノ教室を開設し、自宅レッスンの他に訪問型のレッスンも開始。 不登校の子どもとお母さんの支援をする中で、家族の繋がりの大切さを実感する。
結婚・出産後は発達障害の療育に力を注ぎ、同じ悩みを持つお母さんたちと共に「発達障害の会」を結成。理解を深めるための勉強会を現在も定期的に開催している。
杉並区立小学校PTA連合協議会事務局・生協の組合員活動を通じて思春期の子育ての大切さを痛感。カウンセラーの資格をとり思春期・発達障害で悩む母親の支援を開始。
2016年4月 思春期教育研究所アジュガを立ち上げる。
カウンセリングでは性格学に基づき、お母さんの気質(生まれつきの性格)とお子さんの気質に合わせた助言を行いながら、オリジナルのツールを使用し、お子さんの「心の黄金トライアングル(友達と過ごす時間・一人で過ごす時間・家族と過ごす時間)」の乱れを分析し、更に多面体にまで細分化。お子さんとお母さんの気質と関係をみながら、家庭でできる声掛けや接し方を助言し、 性格の違いによる親子の相性、コミュニケーション方法をお伝えします。
反抗期・学習・サブカルチャー・スマホ・対人関係・発達障害・・など、思春期における様々な悩みの種を持つお母さん専門の相談室。
「思春期を持ってましたと迎えるには?」「0点100点理論から見るありのままのわが子の受け入れ方」「発達障害を持つの子どものマイルール作り」「最強の行動思考回路を作る パルテノン型 目標設定法」講演会・セミナー・ワークショップも開催。
2016年5月 16人の法則 MBTIセミナー受講
合言葉は「思春期を待ってましたと迎えよう!」
現在は夫、高1の息子、小3の娘の4人暮らし。 思春期のマイナスイメージを払拭するため活動中。
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中学校教諭一種免許 高等学校教諭一種免許 一般社団法人 日本総合教育支援会認定 臨床心理支援技法士