こんにちは!

思春期教育研究所アジュガ

代表の飯塚ひろみですニコニコ

 

 

さて、今回は発達障害の子どものマイルール作り、3回目「外出編」です。

 

 

 

 

子どもが小さい時は、親子で一緒にお出かけすることがほとんどだと思いますが、

大きくなってくると一人で出かける機会が増えてきますよね。

 

ですが、外は発達障害を持つ子どもにとって刺激がいっぱいの世界です。

 

 

 

・いつもの道が工事中で通れなかった


・欲しいものがいつものスーパーに売ってなかった

 

・居るはずのない場所に犬がいた

 

・スーパーの売り場が変わっていた

 

・店員にいつもと違う対応をされた

 

・車・自転車と出合い頭でぶつかりそうになった

 

 

 

など、身近な出来事を中心に挙げてみましたが、このようなちょっとした変化でも戸惑ってしまう場合があるので注意が必要ですひらめき電球

 

 

というのも発達障害をもつ子どもは、独自の思考で動いているので、変化を受け入れるまでにどうしても時間が掛かってしまうのですね。

 

それは様々な出来事に対して、パターンとして覚える傾向が強いからです。

 

 

例えば

 

 

 

○○スーパーに行くには、この一本道の右側を通って突き当りを右に曲がって、横断歩道で一回止まって、左右を確認して、着いたら入り口から入って一回トイレに行って、商品がある売り場にいって、一番手前にある商品を取って、それを○番レジに持っていって、おつりがないように払って、レシートを必ずもらって、マイバックに入れて、入ったところと同じところから店を出て、同じルートで帰って、家に着いたらお母さんと一緒に商品の確認をする

 

 

 

といった感じです。

 

 

なので、いつもの道が通行止めだったり、トイレが清掃中だったり、売り場・値段が変わっていたりすると、とたんに拒否反応を示してしまいます。

 

 

その拒否反応の強さ・傾向は一人一人違いますが、

 

 

 

・その場で動けなくなってしまった

 

 

・動揺してしまった

 

 

・冷汗が止まらなくなった

 

 

・泣き出してしまった

 

 

・オロオロしてしまった

 

 

・どうしたら良いか分からずウロウロ店内を歩き回ってしまった

 

 

 

など、目的を達成できないもどかしさで、混乱してしまうのです。

 

 

臨機応変に対応することを難しいと感じてしまうので、お母さんはここでも「わが子オリジナルのマイルール」を作っていってあげましょう!

 

 

冒頭の例で当てはめていくと

 

 

 

・いつもの道が工事中で通れなかった→迂回できる道をもう一つ教えておく。ルート①,②と番号を付けておくと分かりやすい。

 

 

・欲しいものがいつものスーパーに売ってなかった→帰って来て良い。

 

 

・スーパーの売り場が変わっていた→店員に聞く。聞けない・一人で見つけられない場合は買わずに帰ってきて良い。

 

 

・店員にいつもと違う対応をされた→どうしてそうだったのか帰って来て必ずお母さんと一緒に考える。

 

 

・居るはずのない場所に犬がいた→怖がらず避けて通る、できないようなら引き返す、いなくなるまで少し待つ。

 

 

・車・自転車と出合い頭でぶつかりそうになった→直ぐに動かず一旦深呼吸をする。落ち着いたら安全確認をしてから行動する。行けないようなら帰って来て良い。

 

 

 

と、状況に対して、一つ一つルールを決めていくと子どもの判断基準になったりします。

 

 

なので、お母さんはどうやったら予想外の出来事にお子さんが対応できるか、特性をみながら考えてみてくださいねビックリマーク

 

 

最初はたくさんルールができてしまうかもしれませんが、慣れてくるとルールがなくても対応できるようになってくるので、そうなったらルールを一つずつ外していきましょう!

 

 

 

さて次回は「発達障害の子どものマイルール作り 外食編」です。

お楽しみに!

 

 

飯塚ひろみ

 

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飯塚ひろみのプロフィール

 

子ども時代は部屋で本とピアノばかり弾いている日々だったが、

行動派な姉に連れられ、野山を駆け巡る。

 

音大卒業後はピアノ教室を開設し、自宅レッスンの他に訪問型のレッスンも開始。

不登校の子どもとお母さんの支援をする中で、家族の繋がりの大切さを実感する。

 

結婚・出産後は発達障害の療育に力を注ぎ、同じ悩みを持つお母さんたちと共に「発達障害の会」を結成。理解を深めるための勉強会を現在も定期的に開催している。

 

杉並区立小学校PTA連合協議会事務局・生協の組合員活動を通じて思春期の子育ての大切さを痛感。カウンセラーの資格をとり思春期・発達障害で悩む母親の支援を開始。

 

2016年4月 思春期教育研究所アジュガを立ち上げる。

 

カウンセリングでは性格学に基づき、お母さんの気質(生まれつきの性格)とお子さんの気質に合わせた助言を行いながら、オリジナルのツールを使用し、お子さんの「心の黄金トライアングル(友達と過ごす時間・一人で過ごす時間・家族と過ごす時間)」の乱れを分析し、更に多面体にまで細分化。お子さんとお母さんの気質と関係をみながら、家庭でできる声掛けや接し方を助言いたします。『0点100点理論からみる ありのままの我が子の受け入れ方』講演会・セミナー・ワークショップも開催。

 

2016年5月 16人の法則 MBTIセミナー受講

 

合言葉は「思春期を待ってましたと迎えよう!」

現在は夫、高1の息子、小3の娘の4人暮らし。

思春期のマイナスイメージを払拭するため活動中。

 

 

資格一覧

中学校教諭一種免許 高等学校教諭一種免許

一般社団法人 日本総合教育支援会認定 臨床心理支援技法士