※記事の内容を急遽変更させていただきました。
思春期教育研究所 アジュガ
代表の飯塚ひろみです
前回の「0点100点理論」が各方面で反響いただきまして、
・もう少し詳しく教えてほしい!
・母親を殺害してしまった高校生の話と合わせてしてほしい
とのお声がありました。
貴重なご意見をいただき、ありがとうございます。
予告した「学校の先生への相談の仕方」は
次回お話しさせていただきますね。
楽しみにしてくださっていた方、申し訳ありませんでした…少しお待ちくださいね
さて、前回お話した通り「0点100点理論」は、ありのままの子どもを受け入れるためには必要不可欠な要素です。
なので、私のメソッドの中でも「心の黄金トライアングル」と同じくらい重要な位置を占めております
これから定期的に書いていこうかな…と思っていたのですが、今回は衝撃的な事件が相次いだ…ということもありましたので、ありのままを受け入れることが、思春期にどう影響していくのか、お話ししていきますね
まず、0点100点理論をおさらいしますと
0点をとってきても、わが子を嫌いになる理由にはならない
ということでしたね(詳しくは昨日の記事をご覧くださいませ)。
これは
・点数や順位、偏差値や勝ち負けで子どもを評価しない。
・0点でも100点でも、わが子を愛する気持ちは変わらない
・どんなわが子でも受け入れることが、ありのままを受け入れる
ということです。
そして0点100点理論は、お母さんに是非理解していただきたい究極のマインドでもあります。
ぶっちゃけてしまいますが、これが理解できてしまうと、思春期を待ってました!と迎えられるようになります。
そうです、思春期への不安がなくなり、怖くなくなるのです
そして
良い結果のときしか認めてもらえない=悪い結果の自分は受け入れてもらえない
と思い込んでしまっている子どもも、どんな自分でも受け入れてくれる最強の味方ができたら、
こんな心強いことはありません。安心してどんな挑戦でもできてしまいます。
だってそうですよね?
・何度失敗しても、お母さんは自分のことを絶対に嫌いにならない
・自分のことをちゃんと見ていてくれて、友達と比べない
・間違ったことをしても、必ず理由を聞いてくれていきなり怒ったりしない
・自分の苦手な部分を責めたりしない、それどころか苦手なところも受け入れてくれる
という大きな愛情に包まれている訳ですから、行動できない訳がありません。
「目標を達成できる子」というのは、「達成できるまで行動し続けられる子」でもある訳です。
失敗でくじけたり挫折しそうになっても、またやり続けられるよう、ありのままを受け入れて自己肯定感を高めていきましょう!
そこにプラスしてもう一つ
お母さんはあなたのことが大好きだよ
と、はっきりと言ってあげてください。
思春期なのできっと子供は照れたり、無視したり、うざいと言うかも知れません。
それでも、必ず伝えてください。
なぜかというと
残念なことに愛情は思っているだけでは伝わらないのです。
教育熱心だった母親を殺害してしまった高校生も、きっとお母さんのことが大好きで、もっと認めてもらいたかった、自分の気持ちを知ってほしかった、理解し合いたかった…と思っていたに違いありません。
どのような背景があろうと、子どもの心をつなぐ最後の一本は
自分が愛されているか
だけです。
この糸が切れてしまうと、感情が乱れて衝動的になってしまったり、自虐的な行動を起こしたりしてしまいます。
思春期の子どもは反抗的だったり、無口だったりと、手を焼くことばかりだと思いますが、
大切な時期だからこそ、きちんと愛情を言葉にして伝えましょうね。
大丈夫です!子どものうざい!・・・は母親の勲章ですよ
これはまた別の機会にお話しさせていただきますね!
さて次回は「学校の先生への相談の仕方」です!
今度こそお楽しみに
飯塚ひろみ
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飯塚ひろみのプロフィール
子ども時代は部屋で本とピアノばかり弾いている日々だったが、
行動派な姉に連れられ、野山を駆け巡る。
音大卒業後はピアノ教室を開設し、自宅レッスンの他に訪問型のレッスンも開始。
不登校の子どもとお母さんの支援をする中で、家族の繋がりの大切さを実感する。
結婚・出産後は発達障害の療育に力を注ぎ、同じ悩みを持つお母さんたちと共に「発達障害の会」を結成。理解を深めるための勉強会を現在も定期的に開催している。
杉並区立小学校PTA連合協議会事務局・生協の組合員活動を通じて思春期の子育ての大切さを痛感。カウンセラーの資格をとり思春期・発達障害で悩む母親の支援を開始。
2016年4月 思春期教育研究所アジュガを立ち上げる。
カウンセリングでは性格学に基づき、お母さんの気質(生まれつきの性格)とお子さんの気質に合わせた助言を行いながら、お子さんの「心の黄金トライアングル(友達と過ごす時間・一人で過ごす時間・家族と過ごす時間)」の乱れを分析し、更に多面体にまで細分化。お子さんとお母さんの気質と関係をみながら、家庭でできる声掛けや接し方を助言いたします。
合言葉は「思春期を待ってましたと迎えよう!」
現在は夫、高1の息子、小3の娘の4人暮らし。
思春期のマイナスイメージを払拭するため活動中。
資格一覧
中学校教諭一種免許 高等学校教諭一種免許
一般社団法人 日本総合教育支援会認定 臨床心理支援技法士