こんばんは!
思春期教育研究所 アジュガ
代表の飯塚ひろみです
今回はいただいた質問の中から
「学校の先生への相談の仕方」
を、お話ししたいと思います
新学期、新しい環境に戸惑うのは子どもだけではありません
お母さんたちにとっても、子どもを取り巻く環境の変化は心配の種になりますよね
・新しい学校又はクラスで友達ができるか不安
・うちの子は大人しいからいじめられないか心配だ
・勉強はついていけるだろうか・・・
・大好きなお友達と違うクラスになって落ち込んでしまっている
・意見がぶつかる子と一緒のクラスになってしまった
などなど、
友達関係や、勉強への不安を抱えている方も多いのではないでしょうか?
けれど
いじめや不登校といった大きな問題ではないし・・・
こんなことで先生に相談するのは大袈裟かしら?!
や
些細なことで相談ばかりして
モンスターペアレントだと思われたらどうしよう・・・
や
先生も新学期でお忙しいよね・・・
お時間取ってもらうのは申し訳ないわ
などなど、相談に二の足を踏んでしまう方も多いと思います。
そこで今日は、どうやったら上手く先生へ相談できるか、
その内容を話していきますね!
・・っと、その前に・・・
では、学校の先生は我々保護者からの相談をどう思っているのでしょう?
その答えは
不安や心配事は、どんな小さなことでも話してほしい
です!
これ、私の友人知人の教員に聞いた本当の話です
なぜならば、新学期は先生にとっても大切な時期。
新しい学級作りをしなければならない時期だからこそ、保護者の方から子どもの情報をもらえると、とても助かるんだそうです。
というのも
問題はまだ芽が小さいうちに気付いて早目に対処していく
という、どの学校でも共通の定義があります
いじめも不登校も、きっかけは小さな芽から始まるからです。
生徒が100人いるならば、100通りのきっかけがあるので、先生たちだけでは気付けない、保護者からの情報は大変ありがたいものなのです。
また、学校での様子と家での様子が違う場合もあるので、気付いたこと・不安なこと・心配なこと・伝えなければならないこと(アレルギーや療育等)がある場合は、遠慮なく言ってくださいね。
では、実際にはどのような手順で進めていったら良いのでしょうか?
早速みていきましょう!
連絡帳がある場合は連絡帳を、ない場合はお手紙もしくは電話を使って相談してみましょうね。
書き方・言い方としては
「いつもお世話になっています。○○の母です。新学期が始まって約一月が経ったのですが、娘が新しいクラスに馴染めていないようです。家でも話を聞いたりしているのですが、学校のほうでも様子を見ていただけないでしょうか?何かお気づきの点がありましたらご連絡ください。お忙しいところ申し訳ありません。よろしくお願いします。」
や
「いつもお世話になっています。娘のことで相談させていただきたいことがあります。お忙しいとは思いますが、お時間いただけないでしょうか?」
といった感じで書いていく・聞いていくと、先生からお返事がもらえると思います。
その他に伝える手段としては
保護者会前後の時間に相談しに行く
個人面談の時に相談をする
役員活動時や係、お手伝い等で学校に行った時
などに、お尋ねしても良いでしょう
もちろん、相談しに行く際は、先生の空き時間やご都合に合わせてくださいね
先生もお忙しいですから、突撃取材をしてはダメですよ!
そしてなによりも、
「悩みや心配事はため込まないこと」
が最大のポイントです
なかなか話せずに悶々としてしまい、先生に会った瞬間に、ブワーっと相談事と一緒に感情まで全部吐き出してしまう方がいらっしゃいますが、是非ともそうなる前に、一回一回先生と言葉をキャッチボールするイメージで、悩みを打ち明けてみてください。
子どもが笑顔で学校に通うために、学校と家庭と双方で協力しながら素敵なネットワークが作れたら良いですよね
連休明けは特に不安定になりやすいので、いつも以上に子どもの様子をみてあげてください。
今回は頂いた質問から書かせていただきました。解決のヒントになれば幸いす
さて次回は「発達障害のマイルール作り」をお送りします。
お楽しみに!
飯塚ひろみ
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飯塚ひろみのプロフィール
子ども時代は部屋で本とピアノばかり弾いている日々だったが、
行動派な姉に連れられ、野山を駆け巡る。
音大卒業後はピアノ教室を開設し、自宅レッスンの他に訪問型のレッスンも開始。
不登校の子どもとお母さんの支援をする中で、家族の繋がりの大切さを実感する。
結婚・出産後は発達障害の療育に力を注ぎ、同じ悩みを持つお母さんたちと共に「発達障害の会」を結成。理解を深めるための勉強会を現在も定期的に開催している。
杉並区立小学校PTA連合協議会事務局・生協の組合員活動を通じて思春期の子育ての大切さを痛感。カウンセラーの資格をとり思春期・発達障害で悩む母親の支援を開始。
2016年4月 思春期教育研究所アジュガを立ち上げる。
カウンセリングでは性格学に基づき、お母さんの気質(生まれつきの性格)とお子さんの気質に合わせた助言を行いながら、お子さんの「心の黄金トライアングル(友達と過ごす時間・一人で過ごす時間・家族と過ごす時間)」の乱れを分析し、更に多面体にまで細分化。お子さんとお母さんの気質と関係をみながら、家庭でできる声掛けや接し方を助言いたします。
合言葉は「思春期を待ってましたと迎えよう!」
現在は夫、高1の息子、小3の娘の4人暮らし。
思春期のマイナスイメージを払拭するため活動中。
資格一覧
中学校教諭一種免許 高等学校教諭一種免許
一般社団法人 日本総合教育支援会認定 臨床心理支援技法士