あの人は、
あなたのことを
馬鹿にしているのではない?と
いくら、
親身に振る舞おうとも
そう、声をかける人が
他の誰よりも
あなたが、ああだから、
こうだから、
馬鹿にされる人だ。と
思っている人だ。
あなたが、
あの人のことを
なめてかかっていたから
だから、あの人も
あなたのことを
疎んじて、
馬鹿にしているのでは?
いくら、親身に
あなたに、
心をくだいているように
振る舞おうとも
そう、声をかける人こそが
他の誰よりも
あなたは、ああだから
こうだから
馬鹿にされる人だ。と
思っている人。
兄貴、アイツは
兄貴のことを
馬鹿にしてやすぜ。と
声を、かける人と同じ。
未だ、兄貴。と
兄貴に尻尾を振り
声を、かける者は
世知に浅く
道理も知らない
ただの無知。
無垢に無邪気に
悪気もない
ただの馬鹿に
見えるだけ。
兄貴は、やれやれと
子分の有り様に
どう教えたらいいか
頭を悩ませる。
たちが悪いのは
兄貴に懐き
尻尾を振る子分よりも
誰かに対して
親身になってやってる
つもりの人間。
素直な子分は、
兄貴に諭されたり
注意されれば
姿勢を正し伸びてゆく
捻くれた子分は
兄貴に諭されたり
注意されれば
あからさまに
兄貴のことを疎んじて
教えてやったのに…と
ますます馬鹿にする。
誰かに対して
親身になってやってる
つもりの人間は、
自分の想い気持ち
立場、都合事情
主義主張を盾に、
自分の世界に引き籠もり
頑なに、自分は悪くなく
親身なってやったのに、
心外だ。裏切らた気分だ。
もう、アイツには
親身なってやるもんか。と
また、他所で
同じ過ちを繰り返す。
己の過ちとは思うこともなく
自分は優しい。と疑わず
自分とは違う人間の
優しさを信じきれずに
自分本位に陥って、
あの人は、自分とは違い
優しくない人だから
他人の気持ちを
分かろうとせずに
疑うような奴だ。と
直ぐに他人を馬鹿にする。
人として
この世に生を受けた人々が
人として生涯を
全うしてゆくには
自らが、積んでゆき
理解して
気付いてゆかなければ
成らないことがある。
何に、成ろうとするにも
そう、成ろうとするには
してゆかなければ、
ならないことが、あるように、
自分が、教わったり
習ったり、気付けたことを
誰かにも、教えたくて
誰かと、共に、
ゆきたく成るのは
皆、同じ。
分岐に立って
誰かの手を引きたくて
誰かも引っ張り上げたくて
だけれども、
その分岐に立つ迄に
積むべきことを
未だ、積んでおらず
教わり、習っても
ちんぷんかんで
今ひとつ理解に
及べない者や
同じモノに
気付いていても
同じように
分岐に立って
他の誰かを
放って置けない。と
思っている者等とは
連れ立つことは
出来ず、
共にゆくことは
適わない。
目の前に居る子分に
示唆する兄貴。
そんな兄貴に対して
どのような姿勢で
子分は向き合うのか。
無垢で無邪気な
世知が浅いだけの子分か、
兄貴のことよりも
自分本位に
自分の体裁、面子
世間体を大事にしている
自己中心的に
思うが儘にならないと
直ぐ様、垢や錆が滲み出て
邪気に邪念を
他者に向けて放つ者か。
今、手を取り合える相手か
今、放って置くべき相手か
皆、断腸の想いで
自らが、ゆく道を
責任もって決めてゆく。
自分自身が今、
他者のことを
ナメてかかっていたり
馬鹿にしてしまっていると
放って置くことが
自分には、出来ない。と
ゆきたくても行けず
渡りたくても渡れずに
自業自得
因果応報に
自らの穢れ、
我欲、エゴによって
己自身を自らが苛み
苦しめ続けてしまう。
誰のせいにも
出来ないことを
自分が今、
誰かに責任転嫁して
誰かのことを
ナメて、馬鹿にし
軽んじてしまっては、
自らが他者を
尊重出来て
やっとこさ進める
誰もが通る、その場所で
ずっと、自ら
何かを、やり遺して
来たかのような
心残りに、
後ろ髪を、引かれ
背徳感、罪業妄想に
取り憑かれて
誰かや何かを
今、自分が放ってゆけば
誰かや何かに
自分が馬鹿にされ
ナメられることに成り
自分の面子、体裁
世間体が汚され
貶められるような
想いに駆られて
自ら、率先して
先にゆくこと
適わなくなってしまう。
誰かが、抱える苦痛や
苦悩よりも
自分の抱える想いの方が
狂おしいまでに苦しい。と
他者を自分が馬鹿にして
ナメてかかってしまえば
人は、みんな
自分自身が、馬鹿をみる。
教わるモノには
先人の想いが込められている
他者の想いを軽んじ
そんなモノと馬鹿にして
今の自分の抱える想いの方がと
自ら傲り、自らが蔑ろに
してしまっている行いを
自分自身に積ませることが
出来たならば
ソコで、やっと
気付き、理解出来るモノも
あるだろう。
積むだけなら
誰でも出来る
やってみせてる間は
気付けるモノにも
気付けず
心伴わない行いでは
深く理解することは
適わない。
今の自分自身の
状態、有り様すら、
気付くことが出来なければ、
自らの何を正すことも
自らの心を調えることも
適わない。
何に、飢え
何に、渇いてしまうのか
兄貴が、
示唆してくれたことから
伸び満ちてゆく者も居れば
何かに、飢え
渇き続ける者も居る。