☆追憶-Ⅱ 微睡みのなか 遥か遠い鐘の音に 私は目覚める ………… 窓辺に舞い散る マロニエは 柔らかな 午後の陽射の中で 時を刻む 古城へと続く 色ずくマロニエの並木 眩しい光の 旋律の煌めきも 丘へと渡る 樹々や野花のかほり 苔むした土のにほいも あの頃のまま ………… ………… 今逢いに来ました 遥か遠い 時空を越へて ………… …………