21日正午前、愛媛県松山市沖の中島で、出港直後のフェリーが風にあおられて防波堤に衝突し、乗客1人がケガをしました。

21日午前11時57分頃、中島汽船の「フェリーななしま」の船長から「出港のため、港内で船の向きを変える際、風にあおられ、岸壁に接触した」と松山海上保安部に通報がありました。

フェリーの乗客「一番前にいたが、いつも見えない灯台が目の前にあるので“おかしいな”と思って、まさかぶつかるとは思ってないので。ちょっとびっくり。音がすごかったので」

フェリーは防波堤の浅瀬に乗り上げていて、事故の衝撃で乗客の男性1人が転倒して腰を打ち、病院に運ばれました。乗客45人と19台の車両やバイクを運搬中で、油の流出や浸水はなく、21日午後1時45分に自力で離礁しました。

フェリーは午前11時40分に松山市沖にある中島の大浦港を出港し、松山の港に向かう予定でした。

事故当時、現場海域は風速10メートル、波の高さは1メートルで、松山海上保安部は業務上過失往来危険容疑で調べています。
以上日テレNEWS24より