煮卵に、お肉に、ラーメン。これまでなじみの自動販売機から出てくるものとして話題を集めてきました。6日、新たに仲間入りしたのは、黄色くて甘いこの食べ物です。



弘前市役所1階に運ばれてきたのは、「熟成焼いも」と書かれた四角い箱。そう、焼き芋の自動販売機です。市内の自動車部品販売会社「フジモーターズ」が、障害者の就労支援を目的に企画し、6日に設置されました。

焼き芋の包装や補充などは、市内の社会福祉法人「七峰会」の施設を利用する障害者が行います。HOTとCOLDの2種類があり、税込み500円で購入できます。

【稲葉アナリポート】
「焼き芋の自動販売機、なんだかワクワクしますね。それでは早速1個買ってみます。出てきましたよ。缶の中には、このような形で入っています」

真空パックに包まれた焼き芋は、収穫から40日間熟成させた宮崎県産の「紅はるか」。焼き上げられた後、特殊な製法で処理されているため、常温でも1年間保存できます。

【稲葉アナリポート】
「甘い」
「予想以上に甘いです。すごくねっとりしているので、濃厚な蜜の味が口いっぱいに広がりますね」

焼き芋の自動販売機は6日から販売していて、売り上げの一部は、障害者の支援に役立てられます。
【フジモーターズ 新戸部八州男社長】
「障害者の方のお力を借りて、そして障害者の方に少しでも働く場を提供したいということで、始めさせていただきました」
「見つけた時にご購入いただければ、たくさんの方に喜んでいただけるのではないかと思っております」
以上青森朝日放送ニュースより