高校生のころに嫌だなって思った先生がいた。
なんか、人間的にパワーがあるタイプの人で、そのパワーに引かれて人が集まるようなこともあるんだろうなっていう感じもあったけれど。
いろんな話を授業中にしていた先生だったけれど、その中の話で日本を貶めるような言動が時々出てきた。
「日本は終戦記念日と言っているが、終戦記念日ではなく敗戦記念日」
「日本は戦国時代でも大陸から来た人が見たら戦争をしているのかと思われるぐらい平和だった」(そういえば、当時朝日新聞でもそんなことを書いていたような。戦争中でも平和でなによりではないか。だから日本人の国民性が平和的なのかもしれないし。あと、こんな言動をわざわざ授業中に生徒に向かってすることから、なんとなく、実はあの先生は中国系か韓国系の人だったのかもしれないって今は思っている。)
その上、その先生は「君が代」は歌わなかったし。
そのくせに生徒が「仰げば尊し」をまじめに歌っているのには、なぜか感慨深げだったし。
どんな曲でも生徒はまじめに歌うような校風の学校だったんだけれど。
国歌はだめなのに、先生に感謝の意を伝えるような卒業の歌の「仰げば尊し」ならOKという。
小中高通じてあそこまで露骨な先生は、その先生一人だけだった。
その先生は、今から思うと、日教組の先生だったんだろうね。
日本があまり好きではなかったんだろう。日本の公務員で公立高校の先生なのに、授業で生徒に対してそんなことを言うと言う…。
当時は嫌だなって思っていたけれど、今は、日本のことを貶めるような言動をする日本人ってああいうタイプの人なんだろうと想像しやすくなっているのでよかったなと思っている。