「○○（私の名前）って○○にほくろがあるんだよね。」
って10代のころに姉にいきなり言われたのは、親戚一同(親戚のおじさんやお兄さん含む)が集まっていた時。
女子中学生にはきつかった。いや、大人でも親戚がたくさん集まっている時にきつい。
なんでいきなりそんなこと言い出したのかわからないんだけど。
本人よりも体のどこにほくろとかがあることに詳しいんですけど。よく見てるよね。
ああいうふうなことをされたら、友人・知人関係だったら離れていったり、嫌われたりするものだけれど、家族の場合は離れられないから。(実際に姉や母から言われたことやされたことをそのまま学校のお友達にやったら、嫌われたことがある。でも結局、姉がそういうことをしていたのは私に対してだけで、ほかの人達からは人望がある人だったから。姉は弟にはしないんだよね、なぜか。単にターゲットが私になっていたのと、お年寄りがいる家庭だと長男って家族の中で大事にされるポジションだからかな。)
10代のころ、仲が悪かったからかな。
なんて言い返したらいいのかわからなくて、黙っていたけれど。
同じぐらいの姉に関することを暴露したらよかったかなって今は思う。親戚一同の前で姉妹の暴露大会になってしまう。
多分、なにを言っても言い負かされていただろうな。たいていそんなふうに終わっていたから。姉は口が達者だから。
子供のころの私は、あまり周囲のことに関心が無い子だったから、思い付かなかったんだよね。
それから、いまだに用事がある時しか連絡取っていない……。
一応、会った時には普通に接しているけれど……。
向こうとしては、なんでだか全くわからないみたいで。
嫌なことをした方は、自分が嫌なことを言ったりしたっていう認識が無いみたいで。
逆に驚く。
そのくせ、同じようなことを自分が言われたり、されることには絶対に納得しないという。
特に10代のころは、絶対にその上をいこうとするし。私が同じぐらいのことを言い返すと。(私も、基本的にはなにも言わなくて、だから会話できなかった、子供のころ、でも、あんまりひどいと言い換えしていたらそうなっていた。)
本当に、家族じゃなかったら疎遠になっていたよ……。
最近は、普通の大人同士の会話も姉とできるようにはなってきているけれど。(それでも、よそのおうちのすごく仲のいい姉妹のような感じではない。)
でも、結局は身内だから。他人に身内の悪口を言うことによって、自分の価値も下げてしまう部分もあるんだよね。だから、他人にはあまり、引かれない程度のことしか愚痴こぼせないし。
今は距離があってたまにしか会わないこともあるから、他人行儀な付き合い方になっていて、けんかすることもなくなったけど。
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ああいう場合って、母親が、陰で姉にブレーキをかけるようなことをそっと言ってくれていたら、また関係性も変わっていたのかもしれないけど……。
うちの家族って、全体的に人の心の機微に疎いから。
子供のころはなんでだかわからなかったけれど、母と姉って、親子っていうよりも仲のいい女の子同士みたいなところがあったから。
母は姉とばかり話していて。それで母は満たされていたんだろう。
仲のいい子の言うこととそのまま受け止めていて、客観的に見れなかったんだろうね。母は大人なのに。
もちろん、母も母親の部分が出ている時もあったけれど。子供のころは、母が女の子の部分を持って自分の小さい娘(次女)に接しているっていう認識が無かったから。例えば、姉とのおしゃべりに夢中で、そんな時に私が部屋に入っていくと邪険にするとか。今はもうわかったから、母が寂しそうでも自分から母におしゃべりしににいったりするようなことも全くなくなったけど。
母は今でも、自分が寂しいと和やかにしている雰囲気ができている場所に入りたがるのに、自分がいるいい雰囲気の場所に新しいだれかが入ってくることを嫌がる人だから。こういうふうに認識しているのは私だけみたいだけど。私は現実社会ではこういうことを人に話していないから。
そんななのに時間が空いて退屈したり寂しいと干渉が激しくなるし。10代20代のころに私が外の世界を持とうとすると、詮索したり干渉してきたし。
でも、なんとなく思うんだけど、子供のころから母親に一番かわいがられて育った人って実は、一番好きな人は母親で、親友ができても、恋人ができても、結婚しても、親友や恋人や夫(妻)よりも母親の方が好きなんじゃないかな……。
私の話(考え方)は全然聞いてくれないのに、私のやることに対しては支配的なんだよね。私がやったことではあるけれど、私の意見入っていないことであっても、いいことがあると自分達のおかげで悪いことがあると私の自己責任っていうことにもなりやすかったし。干渉するなら、悪いことがあった時にも自分達の責任としてほしいよ。それで、基本的になんでもほどほどにしかやらない子だったんだろうな、子供のころの私は。本気でやってみたって結局そうなるんだから。でも、姉の友人とか、ほかの人達の評価があると急に見方が変わったりもしたけれど。本当は自立して離れるのがよかったんだろうなあ……。
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トークショーの司会者を見ていて思ったこと。(小堺さんとか。)
知識量は実は豊富で、知っていることでも、出さなくて、話の流れとかその場の雰囲気の方を大事にしていて、ゲストの話を聞いて、相手を立てていることもあったみたい。
だいたい交遊関係が広い人だと最近の話題やいろいろなことが耳に入るものだし、年齢を重ねると知っていることも増えてくるものだし……。
番組のゲストがだれも嫌な思いをしないようにしている。
もちろん、知らないことの場合は、興味深く聞かれることによって、話やすくなることもあるし。
知識のあるなしじゃなくて、気遣いや人柄の差だったんだなって。
そんなふうに尊重してくれる人とだったら、一緒になにかをやりたいって思うものだよね……。
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お笑いの世界でも、上下関係があって、後輩からはいじられたくないっていう風潮があるみたい。
後輩からつっこみを入れられたとしても、それをうまく返せて落とすのが先輩の方になったらいいけれど、そうでなかったらつらいっていう。
また、勢いがある先輩は、よっぽど仲がよくなければ、いじられないみたいだし。ちょっとばかにするみたいな部分もあるからかも。
例えば、一般的にも、同じことでも先輩からいじられて笑いをとってそれでかわいがられたらいいかなっていう部分はあるけど、それを後輩からはやられたくない場合もあるんだろうな……。
あと、同年代の場合でも、許せる時と許せない場合があって。人によって変わったり。根底に愛がある場合は許せるとか。
私もずっとなんか許せない気持ちがあったんだけど、なんか、その人たちは、根底に元気付けるために、そんなふうに言っているんだなって思ったら、その人たちの世界に入ろうって思うようになったこともあったし。
その時の気分とかによっても変わってくることもあるんだろう。
そのメンバーだったらいいけれど、別のメンバーだと嫌だとか。
彼女(彼氏)がいる前でつっこみ入れられるのは嫌だとか。
仲のいい人達って見ていると、本当にきついところまでは言わないものだものね。
女性同士だともっと露骨で、仲のいい子のことは一見すると全く落とさない、特に目の前では、っていうこともあるし。(陰では言う)
文化の違いなのかもしれないけど。
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「言わないでください。」っていう忠告も、ほかの人がいない時に受けたこともあるし。
私が自分にとって不利になることを話していた時に。
話題に困って、言ってしまったわけだけど。
私のことを気遣って、そんな忠告をそっとしてくれたのは、やっぱり老若男女問わずに人望のある優しくてかっこいい男の子だったけど……。
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その時はノリよく話を聞いていたけれど、影ではひどい言われ方をしていたのかな。
それで、心配してそんなふうに言ってくれたのかな……。
軽い話題だったり、笑い話になる程度のことだったら、お互いに自分のことも出して言えるけど、あまり深い部分までは、その場所では本来は話題にしない方がいいこともあるんだろうな……。
多分、人をおとしめるような話しか好きじゃないタイプの人とは、仲良くなることはあきらめて、(長年付き合っていろんな人から話を聞いたりするとわかってくるけど、人をおとしめる話が好きな人に限って、自分のことに関しては絶対に不利なことは認めないし、場合によっては事実をねじ曲げたり、なかったことにもするし、自分が同じようなことを言われたら距離を取ったり、攻撃的になるものなんだよね。まあやり合うと延々とエスカレートしていくものだから。そんな状態だったら離れた方がいいんだろう……。そんな人も人が寄り付かなくなって寂しくなると、ほかにだれもいなかったら、友好的な関係を持てることもあるのかもしれないけど。)表面上のつきあいしかなくて、その場所のその立場においてふさわしいような話や、あたりさわりのない話しかしない方がよかったんだろうな……。