3歳の時からほんとはわかっていて。
いろいろやってみて、同じ結論に戻るという。
もっともらしい理屈を持ってきていても、その人の気分や退屈したタイミングで物事が決まっていたんだなって。その人がやりたいっていう間じゅう続くことになる。つきあわされる。空いている時間や楽しいって思えることがお互いに同じぐらいなのが一番いいんだけど。一方的だから。実はかまってちゃんなんだと思う。そういうことって言っちゃったらけんか売るみたいで指摘しにくいから、指摘する人もいないけど。本人は、必要だからやるんだ。大変だ。こんなにやってあげてるのに。って言うけれど。
家族や親戚だと逃げられないし。ああ、実家を離れていた時期は、距離を保てていたなあ。
一種の暇つぶしだったり力関係を見せる場になっている。
多分、そんなことも全部わかりつつも、否定しないで話を聞いてあげたら情緒も安定するのかもしれないけど。小さいころからずっとこれはこうこうでしょとか頭ごなしに言われてきたから、そんな気になれないという。それとも、こっちがおとなになって、ある意味負けてあげて優しい対応をすべきだったんだろうか。釈然としないけど。こんな気持ちになってきたのも一回家を離れて家族と離れていろんな人と接したからであって。でも、やっぱり、あまり接しない方が、型通りの対応しかしない方がいいんだろうな……。いろんな話ができるうまくやっていけるタイプの人と、なんでも悪く取る距離があった方が人間関係がうまくいくタイプの人といるから。
良好な友人関係がほかにある人の場合は、実務的なことを人間関係の繋りとして使わないから。だから、話がまとまりやすいこともある。
母が入ってこないで、イニシアチブを私が持ってやるようになったら、そんなにやることないって急になんか寂しそうに言い始めたり。
それに、母が暇な時にはすごく干渉されるのに、母が忙しいとほったらかしという。あと、だれかほかに話し相手がいると、放置していても平気だったのに。姉がいたころはずっと姉とばかり夢中で話していて、私のことは邪険にしていたのに。
これって、親子関係だけど、小中学生のころの友人関係の問題で聞いたことがあるような話だな。
こういうことって、分かる子は小学校高学年ぐらいで分かっている子もいて。高校生ぐらいでは距離の取り方がうまくなっていることも多いものだけど。
多分、母は大都市に住んでいたら、そんなに子供に過干渉じゃなかったをだろうなあ。イベントが多いから。
いなかに住んでいるから通販が趣味になっているんだろう。
母と同世代のおば達は、地元の同級生と遊んだりもしているみたいだけど。母は身近に同窓生も親戚もいないし。ずっとフルタイムで仕事していたから、主婦友達もいないし。
手芸にハマっていたころは、楽しそうだったけど。
ちょっと前までは小説にハマっていて、おもしろい小説を読んでいる間はあまり過干渉にならなかったり。
ただ、映画やドラマや小説の世界観に影響されてしまうということもある……。
母がパソコンでネットを見るようになってからネットの情報に左右されるのもめんどくさいって思うし……。
小説も手芸も老眼であまりできなくなったみたい。
そういえば、母は独身のころは音楽が好きでよくラジオを聞いていたらしいけど。多分、大都市に住んでいたらコンサートによく行くタイプの人だったんだろうな……。
それでもなにかに夢中になってくれたらって思う。
60代だけど、なんでもいいから家の中でできる、なにか夢中になれる趣味を持ってくれたら家族にそんなに干渉しなくなるかなって思う……。
そういえば私、小説や漫画を大量に買っていた時期もあった。母が退職した後の時期。それで、母が時間があるものだから、私が選んで買った小説も全部読んでいて。
最初は読んでみたらって薦めたんだけど。
ある時に、なんかなんとなく、内心嫌だなって思って、本を買うのやめちゃったんだよね……。
人(家族)に薦める用の本と自分で読む用の本と分けたらよかったのかな。
だいたい、物体として買って家に何年も置いておくと、いつか家族と共有するような、家族に薦める本になりやすくて(祖父母にとっては外孫にあたるいとこが読んでいたこともあったみたい。出かけていたから退屈だったんだろう……。逆はできないから、ちょっと釈然としない。私はその子が家でどんな本や漫画を読んでいるのかあまり知らなかったのに。私も心が狭いなあ。)、図書館で借りてきて読んだり、ネットの電子書籍だったり、漫画喫茶で読んだ本だと自分だけが読む本になりやすくなる。
これって音楽でも言えるかも。CDの形で家に置いておくと、年月が経った後にいつか家族が聞く可能性も高いけれど(私ももし家にクラシックのテープが無かったら、10代のころにあんなにクラシックを聞かなかっただろうな)、ユーチューブで聞いたり、CDを借りてきて聞くと個人だけで聞くものになりやすいっていう。