人類の平均寿命が90代の高齢社会。（ＳＦだとお年寄りは少なくて、若者が多いイメージだけど……。）
若くて健康なお年寄りが増えている。
会社の定年の年齢は70歳が一般的になっている。
世界各国の軍事費が低く設定されていて、低いレベルでの各国の軍事力の均衡が保たれている。
社会福祉が充実している。
子供を頼らなくても、生涯独身でも、老後の心配をしなくてよくなる。
結婚したら親と別居が当たり前になる。
世界全体が平均化されている。感性や国力等。
能力に寄って差はつけられるものの、極端な格差社会では無くなっていて、みんなが自立できるだけの十分な収入を一生得られるようになっている。
宇宙旅行が一般的になっている。
原子力発電に替わる安全な再生可能エネルギーが実用化されている。
家庭用の家事ロボットや介護ロボットが普及している。
虫歯菌や歯周病の原因菌を死滅させることができるようになっていて、大人の虫歯率と歯周病率が０になっている。
美容皮膚科が発達していて、ノーメイクでも大人になってからできたニキビ跡とかシミとか夏の虫刺され跡とかを無かったことにできる。子供のころに転んでできた膝小僧の跡とか、通学路の犬をかまおうとして噛まれた手の傷跡、家の猫に威嚇されてもしつっこく構って噛まれた手の傷跡も無かったことにできる。
美観と防災のことが考えられた都市設計で、耐震基準の高い建物ばかりになっている。家の中も外もバリアフリー。
金融業界が安定している。多分、今って不安定になることによってだれかが多大な利益を得られるから不安定さが解消されないんだろうな。
世界経済のシステムももっと世界全体で統一されて洗練されたものになっている。
今は余裕がある会社とかの善意の人の寄付とかで不公平さの解消がなされていたりもするけど。そういうことって、ほんとは余裕あるところ全体で負担すべきことのような気もする。
税金が軽い国みたいな、お金持ちにとっての逃げ道があるうちはだめな気もする。
でも、どんなに科学技術が進歩しようが、機械化や分業化で効率化が進められようが、経済学が発達しようが、例えば１%の一部の人が富を独占しようっていう考えでいたら、いつまでたってもなんやかんや理由がつけられて一部の人達に富が集中し続けるんだろうなあ……。