2012年8月20日の朝日新聞の記事より。
~~~~~~~~~~~
天気まかせの再生可能エネルギーの弱点を補う「マグネシウム循環型社会」を東京工業大の矢部孝教授が唱えている。
地球上でありふれた金属であるマグネシウム
マグネシウムの原料 海水から採取 山などから採取
1.太陽光をレンズで集め、レーザーを発振
2.純粋なマグネシウムだけ取り出す
マグネシウムと酸素が結びつくとき大きなエネルギーを出す
・火力発電所 燃料に使用 発生するのは水蒸気のみ
・マグネシウムを電池に加工(マグネシウム空気電池) パソコン スマートフォン 電気自動車(電池のマグネシウムはカートリッジにして交換できるようにし、使用後にできる酸化マグネシウムを回収してレーザーで再生する。)
マグネシウム空気電池の特許を取り、ベトナムの国営電機企業と6月に調印。ハノイのテレビ工場を改造し、1年以内の生産開始を目指している。(日本の企業とは提携しないんだな……。)
マグネシウム社会に向けた大きな課題は、「それを受け入れる社会をどうやってつくるか」例えば電池は充電式でなければならないという頑固な意見があり、電池の燃料を外から入れることに抵抗がある。矢部教授は「こうした車や家電などの製造会社の意識が変わらないとなかなか受け入れられないだろう」とみる。
~~~~~~~~~~~
でも、これが実現したらエネルギー問題解決するのでは……?
エコカー減税みたいにマグネシウム電池減税みたいな政策があったら、製造メーカーに一気に広まりそうだけど……。
(やっぱりこういう革新的な研究をしているのって東京工業大なんだなあ。一般人向けに読みやすい数学の本を書いていた矢野健太郎氏も東京工業大学の教授だったけど……。)