親戚の結婚式に祖母は洋服で出席して、その後に親戚の法事があって喪服で出席した。
結婚式の時は祖母が持っているよそいきの洋服の中から着ていったんだけどアクセサリーはつけていかなかった。（普段は同じ服ばかり着ているけど、服を捨てないから実は衣装持ち。）
その後の法事ではネックレスぐらいつけないと貧乏たらしいからって、真珠のネックレスをつけていった。
祖母でも、洋服のセンスとか、ＴＰＯがあるというか、そんなふうに思うようになるんだなあ。そういう場所へ行ってそんな経験をしたら、90代でもわかるようになるんだなあ……。普段は祖母が行く場所も会う人も限られていて、いなかのお年寄りが日常的に集まる場所しか行かないけど、結婚式ではいろんな世代が来ていて、都市部の会場で、周りがみんな洋装で正装していたからな。
（80歳ぐらいまでは着物を着られて、着物だったら正装としてはどんな場所にも出ても恥ずかしくなかったんだけど。今は、体調の関係でどんなフォーマルな場所へも洋服、ロングスカートか長ズボンになっている。）
洋服のことをわからない人だと、気にしない人だと思ってたけど。
あいかわらず家では何十年も同じ服を着ていたり、服の組み合わせは寒暖のみで着ていたり、普段着がシーズンごとに２セットでよそいきがシーズンごとに２セットだったりするのに。
お年寄りでもそんな場所へ行ったら、現代の感覚に近付くんだなあ。