情報源としては、併用がいいのかなって思う。
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図書館
欠点 市場原理が働かないので話題作は貸し出し中のことが多い(人気作は予約しないと読めない。)。だから、何年も図書館にしか行っていないと、今の話題の本がわからなくなってしまう。雑誌コーナーでダヴィンチとかの最新号を読んでおくと、今売れている本がなにかはわかるかも。
(ひさしぶりに図書館へ行ったら、蔵書検索の端末で、予約ランキングと過去3カ月のジャンル別貸出ランキングを見られるようになっていた。この画面を見たら今世間で人気のものがわかるな……。)
利点 無料。たくさん読める。本屋さんで見つからない絶版本が置いてあることがある。昔や数年前の話題作もすぐに読める。
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古本屋
欠点 意外と今現在の話題作が入手しづらい。あってもそんなに安くなっていなくて新刊で買った方がいいかなっていう微妙な価格帯のことも多い……。お買い得だとすぐ売れちゃったり、ネットオークションとかの転売目的で買う人もいるんだろうな。
利点 絶版本が置いてあることがある。安い。同じ本がどこの古本屋でも置いてあったり、大量に置いてあったりするので、一昔前の話題作がわかる。
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書店
利点 店舗に入るだけで、平積みされている本とか、特集コーナーとかランキングとかで今現在の話題作や、お店で売れている本がわかる。
欠点 製造元で在庫が無くなった昔の本が置いていない。あと、当たり前だけど、お値段が定価。でも、文筆業界にとっての一番の基礎で、新刊を買う人達によって産業が成り立つようなものだし……。
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アマゾン等のネット書店
利点
家にいながらにして購入できる。
同じ本を買った人がどんな本を買っているかとか、お薦めされた本を見ていくと、そのジャンルの有名な本が一通りわかるようになる。
欠点
多くのメディア――テレビの情報番組や総合雑誌や新聞の書評欄――で紹介されたりして、需要が供給を上回る場合、新刊が売り切れていて、中古が定価より高く売られていることがある。
インターネット全体に言えることだけど、自分が求める情報しか出てこないため、自分が興味があるジャンルに偏ってしまいがちになる。
それから、ネットって現実のコミュニティ社会みたいなところもあって……。だれか詳しい人が語り出すとその話題がネット全体に広まるっていうとこもある。本も読書量が多い人が推奨したり、書き込んだりすると話題になって広まることもあるみたい。私自身、インターネット上の個人の書評を読んで、読んでみてよかったっていう本も多いけど、もしも、みんながみんなネットからネタを得ようとしていたら……。
最初は文が日本語として酷過ぎることでネットで話題になってベストセラーになって映画化までされた本もあったし。この辺のことがあるので、私は今は、レベルが低いとか、話題になってほしくないって思ったら、書き込まないようにしている。書き込むこと自体が結果的にお薦めになっちゃうこともあるので……。
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