祖母の中では、黒や紺の地味な色は年寄りが着る服で、赤やピンクとかの明るい色は娘が着る服、って意識がある。
昔の田舎だとそうだったんだろう。着物で、同じようなデザインだと明るい色の方がかわいく見えたりするからかな。(都会に行って一番文化の違いを感じたのは、明るい色や若者向けの服を着ている年配者が多かったことだった。いくつになっても好きな物を着て、自由におしゃれできるんだな。)
私は、地味な色の服も結構好きだったりする。10代に暗めの色の服を着ていて(地味な色が流行っていた時期もあった。)、親戚のおばさんから最近の若い子ってこういうのが好きなのね、って微妙な顔で言われてしまったこともある。
祖母が都会のおばさんからもらった明るい色の服を着ていて、私は黒い服を着ていたことがあった。
そうしたら、私は若いんだから、祖母の明るい色の服を着なよ、祖母が私が着ている黒い服を着るから、と言われてしまった。
年配者が明るい色を着ていて、若者が暗い色の服を着ているのがおかしいという気持ちがあるみたい。
祖母なりに気遣ってくれたんだと思うけど、スルーした(^_^;)
でも、なぜかそれから祖母は暗い色の服ばかり着ている。
気にしなくていいのに。