クリスマスのお相手は、親と妹。

当然の如く毎年毎年彼女なんてものは存在せず、小さいホールのケーキを分けて食べるのが、

俺が今まで体験してきたクリスマスの全てだ。

 

でも、小学生の頃はクリスマスに呼ぶ友達すらいなかったけど、クリスマスは好きだった。

街のと呼べるほど大きい街ではなかったけれど、ポツポツと立っているツリーや楽しそうな街の雰囲気が、

俺は好きだった。

 

だけど、中学生の終わり頃から、その楽しかったクリスマスっていうものが一変する。

周りが楽しそうにしてる中、俺は何をするでもなくケーキを食べるだけ・・

高校生になって、皆して彼女彼氏と浮かれる中、今日も髪沢山抜けたなぁとか思いながらケーキを食べるだけ・・。

 

虚しかった。

子供の頃好きだった、街の楽しそうな雰囲気なんて、今となっては苦痛でしかなかった。

そして、これから先も、ずっとこんなクリスマスが続くんだろうと思ってた。

 

しかし・・・・

童貞(だった)・後頭部斜め上に伸びすぎ・ケツ顎・ワキガ・自分で言いたくないけどキモ顔・薄髪 と

死ねと言われたら死ぬしかないようなパーツしかもっていない俺に、今年は彼女がいる・・。

クリスマスには、一応会ってくれるらしい。

それだけで十分だ。一生に一度でも、俺は彼女と呼べる存在の人と一日を過ごした・・それは、

俺にとっては夢であったことでもあり、すごい幸せなことだ。

 

これから先、今の彼女と別れたら、もう一緒にクリスマスを過ごしてくれる相手なんかいないかもしれない。

だから、今年のクリスマスは、精一杯楽しんできたい。