昔飼ってた動物のことを思い出してみる・・。

 

うちはお金が全然ある方じゃなかったから、基本的に動物は飼ってはいけない家だったけれど、

一度だけ動物を飼ったことがあった。

それが、学校からもらった茶色のうさぎ。

クラス中でじゃんけんして、なんだか俺が勝ち残った。

・・あれで運使い果たしたのかな( ;´ー`)

 

ともあれ、学校からもらってきたうさぎを親に見せると、まんざらでもなかったらしく

飼うことが決まった。

名前は、「ぴょんた」。非常に安易だった。

 

ぴょんたは、凶暴だった。

学校でいじめられて帰ってきた俺を、更に追い討ちをかけるかのように噛み付いてくる。

基本的に家の中で放し飼いになっていたぴょんただったけれど、お気に入りの台所の出入り口付近で、

ジッと座っていることが多かった。

俺はぴょんたのおかげで、台所に行くことすら怖かった。

 

小学2年の時にもらったぴょんたは、順調に成長。

成長しすぎて、四年生のころには中型犬くらいになってた。

しかも、鳴く。「ブゥ」って。

うさぎって、ブゥって鳴くんだよブゥって。

 

結構長年一緒にいたよしみか、ぴょんたは俺が小学5年くらいになったあたりから、

俺を噛まなくなった。本来、それが普通なんだろうけど、俺にとってはそんな変化が嬉しいことだった。

 

 

・・よく食って、よくウンコして、よく俺の側でブゥブゥ言ってたあのうさぎが死んだのは、小学5年の冬。

学校から帰ってきたら苦しそうで、呼吸が荒かった。

その様子を見て、俺は焦った。病気かもしれないと思って親に急いで報告した。

そしたら、昼間っから飲んだくれてた親父が、「いらついてたから蹴ったらそうなっちまった」

って俺に言った。

 

涙出た。この覚醒剤親父に何を言っても無駄だなんてこと解ってたから、ぴょんたの所に行って、、

行って、何も出来なかった。

アバラが折れて肺に刺さっているのか、ひゅーひゅーって音がして、

弱弱しくなってくるぴょんたを見ているだけだった。

俺が、その時ぴょんたに向けて言った言葉を今でも覚えてる。「恨んでる?ぴょんた・・」って。

 

結局、病院になんて当然の如く連れていかないで、ぴょんたは死んでしまった。

死んだぴょんたを見て、コイツがいなかったら俺がこうなってたかもな、って思った。

それと、俺のところに来なければもう少しマシな死に方できたんだろうなぁ。。って思った。

凶暴で、ぴょんたのせいで怖かったこととか嫌だったことも結構あったのに、

何でか死んでしまうと、ぴょんたと過ごして楽しかった時の記憶しか思い出せなくって不思議だった。

 

以来、一度も動物を飼おうと思った試しがない( ´ー`)