こんな俺だったけれど、恋愛に思い焦がれて告白したことがあった。
相手は、同じクラスのおとなしそうな女の子。
高校二年の時のことだったけれど、話しかける決意をするまで一ヶ月くらいかかったのを覚えてる。
なんといっても、俺は女とマトモに喋れたことがなかった(今も無いけど)。
・・その日、心臓をバクバクいわせながら、あの子が帰り道でいつも寄る本屋で、俺は待ちかまえていた。
今考えると、学校の中の何処かで待っていればよかったんじゃないかと感じる。
待つこと20分弱で、あの子が現れた。
もう緊張して死にそうだったけれど、確か・・「○っ・・○○さん、何の本探してるのっ・・?!」って。
裏返った声で、クラスのいじめられっ子が話し掛けてきたんだから、さぞ驚キモかっただろうに。
でも、あの子は俺が思っていたよりは、普通な感じで俺と会話をしてくれた。
今思えば無謀なんだけど、携帯のアドレスまで聞き出そうとしてた。
そして、あの子もいきなり俺に話しかけられて動揺していたのか、アドレスを教えてくれた。
結局その日は告白できなかったけど、その夜は嬉しくって寝られなかった。
メールを、その次の日辺りから、ポツポツ送り始めてみた。
返信が返ってくるたびに、自分なんかが女の子とメールしてるよオイ・・と、ささやかな幸せをかみ締めていた。
だけど、ここで俺の勘違いが始まった。メールを返信してくれるってことは、俺のことが好きなんだ!と。
・・( ;´Α`)
肥大妄想甚だしい、愚かなこの少年を止められるすべはなかった。
メールを開始してわずか三日で告白。
そして見事なまでに即答で「ごめんね」!
玉・砕!
・・でもね、俺は当時の俺の勇気を褒めてあげたい・・。
よくこんな顔で、こんな性格で、告白なんてしようと思ったもんだよホント。
今では告白なんて怖くて出来ないもの。